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Kate Bush: Sensual World〜CDという当時は最先端だったデジタルアイテムが、今はアナログに思えるのは不思議だ

近頃はサブスクで音楽を聴く事が多くなったが、全てを聴けるわけではない。
代表作でなければ聴けない曲もある。
自分が聴きたい曲を検索して、それが代表曲では無いと分かる事もある。

ケイト・ブッシュの代表曲で、出世作は『嵐が丘』で間違いないだろう。
さんまが司会をしていた番組のオープニング曲として、知っている人の方が多いかもしれない。
ただ、私にとって彼女のベストアルバムは『The Sensual World』で、CDも持っている。
サブスクを探したが、目当てのアルバムは聴けなかった。
というわけで、久しぶりにCDをiTunesでPCに取り込み、iPhoneとPCを繋いで曲を入れた。一緒に、ケイト・ブッシュのThe Red Shoesも取り込んだ。

ケイト・ブッシュの魅力はその声で、もしかしたら、私だけでなくその声に惹かれている人も多いのかもしれない。
ピーター・ガブリエルとコラボしているし、『未来世紀ブラジル』サントラを担当したマイケル・ケイメンは英語でBrazilを歌わせている。

実は、アルバムThe Red Shoesには、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、プリンスなどがゲスト参加している。特にprinceとの楽曲は殿下のアルバムに入っていてもおかしくないくらい、殿下の曲に仕上がっている。

どうやら、ケイトがギターとコーラスをお願いと送ったトラックに、殿下は全ての演奏を自分でし直し、アレンジも変え、トラックダウンして送り返したらしい。というには噂だが。事実かもしれない。

The Red Shoesを発表して以来、ケイトはしばらくオリジナルアルバムを出さなかった。理由は実母の他界らしいが、多くは語られていない。

気が付けば、カセットテープやレコードだけでなく、CDを直に聴くことができる環境を持っていない事実。そうなってくると、CDという当時は最先端だったデジタルアイテムが、今はアナログに思えるのは不思議だ。

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