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恐竜博を見に行くわけ

たぶん、今年は開催されないと思いますが、
毎年どこかで開催される恐竜博へ出掛けるのが、
夏の楽しみの一つでした。
上野の国立科学博物館、幕張メッセ、パシフィコ横浜、
大体はこの三箇所のどこかで、
東京タワーだったり、六本木ヒルズだったこともありました。

子どもたちのイベントとしてのイメージが強いこともあって、
夏休みシーズンでの開催がほとんどで、
どうしても親子連れ立っての見学が多く、
ゆっくりと見れないこともありますが、
そこは毎年行っていると、それなりの攻略法もあります。
前売りを購入して、列に並ぶ時間を減らすことと、
なるべく早朝、1番に入場することで、
混雑を少し避けることが出来ます。
曜日も大事で、やはり夏休みとはいえ土日は混みますね。

家族には、
「そんな、毎年見て楽しいか?怪獣の骨」と言われますが、
まず、怪獣ではありません!恐竜です!
それに最近は研究も進んでいて、
新発見や訂正の発表もあります。

恐竜の化石の骨格標本は、実際見ると迫力があります。
それに、本物はすごく重たいです。
それは化石、当たり前のようですが、石だからです。
実際、恐竜が生きていたとして、
骨格標本があっても、そんなに重くはないはずです。
それは恐竜の骨が軽いからです。

牛、豚、鶏、
この3種が、仮に同じ大きさだとすると、
骨が一番軽いのは鶏です。
牛や豚は(家畜になる前の先祖の方ですが)
肉食獣から身を守るためにも、
骨は頑丈重に進化しました。
だから、骨は重たいです。
それに比べ、鳥は飛ぶために骨は軽く、スカスカです。
なので、先祖の恐竜の骨も、
化石となるまでは、軽くてスカスカです。

鶏、鳥?恐竜?
と思っている人!
そうです、鳥の先祖は恐竜です。
恐竜から分かれて、鳥類と爬虫類になりました。
なので鳥とトカゲは兄弟みたいなものです。
鳥の毛を全部むしり取って、鱗にすれば、
ほら、トカゲになるでしょう。

あれっ、そもそも恐竜って、何?
って思った。
恐竜の定義は『直立歩行するトカゲ(爬虫類)です』。
じゃあ、エリマキトカゲは恐竜じゃんって思った人、
昭和時代の方ですね。

ではなく、直立歩行とは、
胴体に対して、足が真下に伸びていないと直立ではありません。
人間でも馬でも、足は真下に伸びてるでしょう。
でも、ワニって「ガニ股」でしょ。
ていうより、もっと胴体の脇から足が出てるでしょう。
なので、もし直立歩行できるトカゲを見つけたら、
あなたは有名人、ウキペディアに載れます。

????
鳥とトカゲが兄弟なら、鳥って…、
そう、鳥は直立歩行してるんです。
鳥類と爬虫類の分類をいつどこにするのか、
という問題もありますが、
鳥は生きている恐竜とも言えるでしょう。

昔の事を知る事は、今を知ること。
恐竜の絶滅の理由を知ることは、
人類が生き伸びて行く術を知る事。

もし、人類が絶滅する事になったら、
どんな生物が、人類のことを知ろうとするのでしょうか。


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