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かめち
2024年8月13日 16:26
盆の頃、伸びに伸びた髪を伐採せんと美容院に来ているが、生憎作家という生き物には夏休みが無いのである。(念のため申し添えておくが、このエッセイはフィクションである)美容院の鏡の前、髪を切っていようが染めていようがお構いなしにメールはやってくる。催促の通知が画面に浮かんでは消える。美容師の今日お仕事お休みじゃないんですか、という声に苦笑いしながら、今すぐにでもこの目の前のスマートフォンとかいう板を