後日談(大人の自由研究:台風と宝くじ、「第1476回 MEGA BIG」を買うべきか?)

下記の記事の後日談です。
ツメが結構あまかったなと反省しています。

普段は12試合の4択問題を全て正解すれば1等当選ですが、台風10号の影響で中止になった4試合は正解として扱われ8試合の4択問題をランダム選択で正解すれば1等当選という状況でした。
1等当選は前回までのキャリーオーバーが分配されるので、普段より1等当選が出やすい第1476回はキャリーオーバー山分けキャンペーンなのではという状況でした。普段の還元率は約50%ですが今回の期待される還元率は100%を超える歪な状況でした。
ただし1等当選は65,536分の1という低い確率なのでバラツキは大きく、バラツキを抑えるためには買う量を増やせばよいですが、全体の売上が増えると前回までのキャリーオーバーは変わりませんが山分けする分母は大きくなるので旨味は減ります。

さて、書いている時点では当選結果は確定していませんが、売上が確定したのと追加で考えるべきことが出てきたので後日談です。
あくまでエンタメです。投資判断や宝くじ購入のアドバイス等ではありません(もう買えませんが)。


売上確定

第1476回のMEGA BIGは最終的に売上47.1億円と過去最高でした。

第1476回 MEGA BIGは過去最高の売上47.1億円

直感的に期待される還元率としては配当金額÷売上金額で計算できそうです。
具体的には売上47.1億円、繰越キャリーオーバー58.3億円なので、ざっくりの配当金額は売上50%+繰越で81.9億円でした。
売上で割ると81.9÷47.1で概ね還元率は173%くらいと期待されます。
当初は還元率300%とか言われてましたが、最終の売上が前回6.95億円比だと約6.8倍の47.1億円と過去最高でしたので、ずいぶん旨味が薄まってしまいました。

払戻金額の計算方法の裏ルール?

裏ルールは言い過ぎですが、今回と類似して3試合が中止になった第1252回の結果を見ると不思議なところがあります。
前の記事にも載せていたスクリーンショットですが、何処が変か分かりますか?(前の記事を書いているときに考えるのを見落としていたのは秘密

「最大12億だけど1等は2.2億かー、でも11口は夢があるね」に目が奪われるが…

お気づきになりましたでしょうか?

よく見ると2-6等の当選金が300円です…
4択クイズを9個中8個も正解させる2等と9個中4個の正解の6等だと当選確率は1,134倍も違って実際の当選口数も285口と314,091口で約1102倍も違いますが、同じ300円です。購入金額と同じ300円です。

これは調べても出てきにくいですが、スポーツくじ約款を見ると書いていました(全体的に公式サイトが見づらい)。
裏ルールは言い過ぎですが頻繁に適応されるルールではないので認知度は低いと思います。

第10条6項だけ読むと1等も300円みたいにも読めるけど…
第10条7項の切り捨てルールがあるのも見落としそう

ということで、実際の払戻は今回も2-6等は300円になりそうです。
まだ試合結果も当選口数も確定してないのでランダムを仮定した確率からの逆算ですが計算してみましょう。

※ちなみに第1252回は売上8.07億円で配当25.8億くらいで全体から予測する還元率は約320%だったようです。今回より旨い…!?
(後述しますが実際の還元率は約300%でした)

第1476回の払戻金額を予想してみた

売上47.1億円で配当81.9億円なので概ね還元率174%くらいと予想されます。

書いてるタイミングでは試合結果が出ていおらず実際に当選が何口か分からないので、あくまで当選確率と売上からの推定になります。

第1476回の売上からの予測の払戻金額
見づらくてゴメンナサイ

概ね1571万口ほど購入されていて当選確率は65,536分の1ですので概ね240口くらい1等が当選しそうです。
当選口数は整数なはずですので四捨五入しています。

暫定的には1等当選は約3,116万円になりそうですが、3-6等は195円、87円、43円と300円を下回りそうです。
裏ルールを適応して2-6等は300円に上書きされ、1等当選は約3,116万円くらい見込みが約2,780万円まで低下しそうな見込みです。
還元率としては約173.5%が見込まれますが、1等が約141.4%を担っているので、1等を当てれない場合はザックリ2-6等の約32%くらいしかなさそうです。
2-6等の当選確率の合計が32.1%くらい、とはいえ購入費用300円の払戻300円なので、やっと当選したのに還元率としては低いですね。これで2等とか当たると涙が出そう…

2等が本当に300円の払戻なのかは確定していませんし、あくまで予想なので、第1252回も売上と繰越から同様に予想してみて実際の払戻と比較してみました。

第1252回の予測と実際、中止が3試合なので確率が異なる
還元率の予想は全体320%→予測328.2%→実際299.9%と結構ズレる
四捨五入の影響が大きくて予測1等10口、実際11口なせいだと思われる
第1476回は中止が4試合で当選口数が一桁おおきいのでズレ少なくなる気がする

という感じで予測は第1476回は1等当選が240口くらい出て2,780万円くらいの払戻になりそうですが、実際の当選口数が確定するまで予測は予測なので実際の払戻金額を確認ください。

まとめ

裏ルールを把握してなかった元記事の後日談でした。

台風10号の影響で還元率が100%を超えたのが噂になり結果的には過去最高の売上となり還元率は下がったものの100%は超えてそうです。
とはいえ元々1等当選を前提としないと期待値的な旨味は無さそうでしたが、2-6等が300円の払い戻しになれば本当に1等当選以外は負けた状況になりそうです。
不幸にも更に試合が中止になってしまうと全て300円の払い戻しになりますが、現時点では1等の当選を祈るしかなさそうです(筆者は自分は当たると信じて300円しか買ってない)。

おそらく第1252回は9試合予想、今回の第1476回は8試合予想なので、期待される還元率としては第1252%が約320%くらいで今回は約174%くらいと前の方が旨そうですが、1等当選確率は0.00038147%(262,144分の1)と0.00152588%(65,536分の1)と4倍違うので、バラツキを考慮すると今回の方が旨かった気もしました。
この辺は今後の課題で検証してみたいです。

なお下振れ防止するという観点での最強ムーブは、楽天で中止確定しているBIGを購入してポイントもらうのが還元率102%だけど下振れないはず(スポーツくじ規約しかり、こっちも規約ちゃんと見てないけど、後出しポイント付与なしとかなってもおかしくない気はする)だった気がするのはまた別の話。

SNSで複数の人が言及してましたが元記事を書くキッカケになった極東の珍獣さん(https://twitter.com/ashikagunso/)のツイートを貼らせていただきます。本当にありがとうございました。
そして全然お伺い立ててなくて申し訳ありません。

おまけ

後日談でない方の記事の甘さは小学生の時の夏休みの自由研究の甘さを思い出して懐かしかったです。
夏休みの間に食パンにカビが生えるか、手洗いの有無×湿気の有無の4パターンで実験してみて、夏休み最終日まで4つ全てカビが生えなくて僕の手はキレイだという結論を書き上げパンを捨てようとしたら全ての裏面がカビまみれで絶望して当時も後日談を書きました(笑)。


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