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夫との話

数年前、会社を辞めて当てもないのにフリーランスやりたい〜ってツイートしたら igaiga さんが拾って声をかけてくれた。
 お仕事内容は新卒入社の方々の教育担当。
教育は好きなので決まったときはめちゃくちゃ嬉しかったな〜。

お仕事はとても楽しかった。
お仕事していると嬉しくて誰かに共有したいことも出てくるし、「これどうしよう」ってことも出てくる。
当時部署の責任者のひとりだった夫はいろいろと相談に乗ってくれていた。
普段はあんまり Slack に出てこないのだけど、困っていることを書き込むと真っ先にシュッと出てきてリアクションしてくれる。夫優しい。
夫はこのときのことを「仕事だったから」って言ってたけど、お仕事でもシュッて優しくできるのすごいね〜。夫すごい。

ベトナムから新卒で入った人たちが会社に馴染めるようにゲーム大会を開催したことがあるのだけど、業務時間内でゲームすることに微妙な顔をしていた夫をダメ元で誘ってみたらめちゃくちゃ忙しいのに参加してくれたことがあった。夫優しい。
このとき同僚が持ってきてくれたゲームで遊んだのだけど、たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。で夫がやたら強かったのを覚えている。

オフィスでエンカウントすると夫から声をかけてくれるのだけど、文鳥はいつもぼーっとしてるので毎回「うわ!?」ってなってた。ごめんなさい。
それ以外でも夫はみんなの様子を見るためかオフィスを歩いていることがあって、文鳥にも声をかけてくれたりしていたな〜。夫優しい。

コロナ禍になってお仕事ではオンラインでのやりとりになったのだけど、夫はあんまり Slack にも出てこない。そのとき文鳥はチームのみんなのことを気にしていたので、表に出てこない夫のことも心配していた。
夫の様子を見たかったのとお仕事の相談をしたくて夫に雑談のお誘いを何度かした。夫は丁寧にお話を聞いてくれて、初めてゆっくりたくさんお話したら楽しくて、単純な文鳥は「わ〜!やっぱり優しい!好き!!」ってなってしまったのだった。

それまで自分から誰かを好きになったことはなかったので、自分が誰かを好きになったことにはびっくりした。夫のことをほとんど何も知らないし、そこに至るような深い関係構築も何もまだできていなかったのに勢いで「好き!」って言っちゃった自分が軽率すぎてすごい。同僚だからふられてたら気まずいと思うんだけど、文鳥はにぶいし夫はそんなことで態度変える人じゃないから言えちゃったんだろうな〜って今なら思う。当時は何も考えてなかった。夫すごい。

夫は私が Classi に参加するだいぶ前に会社を辞めようと思って転職先を探してたことがあるらしくて、そのとき夫が辞めちゃってたら出会えてない。恐ろしい。辞めずにいてくれてよかった。

プロポーズは文鳥からした。
ビールを飲んで酔っ払って何となく「けっこんしよ」って言ったら「うん」って返ってきて動揺してしまった。どうせ軽く流されると思ったのに。
ゲームで見せたプロポーズ力を発揮してほしかった気もするけど、夫からプロポーズされるのを待ってたら一生結婚しなかったと思う。一緒にいられるなら別にそれでもいいけど。

結婚してもうすぐ一年になる。
いろんなことが重なって夫と出会えたので、人生諦めずに生きてきてよかったな〜と思う。夫に出会うまではいろいろあったけど今はしあわせ。
いつもいろんなところに書いているけど夫は本当に優しい。

おしゃべりしてても楽しくて、ふたりで同時に同じこと言っちゃうこともたびたびあって一緒に笑ってる。ケンカすることも嫌なこともなくて穏やか。
誰かと一緒にいてこんなに安心できるなんて知らなかった。夫すごい。
毎日本当に嬉しくて楽しい。

何にせよ Classi に入れたことがすべてのはじまりなので、誘ってくれた igaiga さんと雇うことを決めてくれたささたつさんには感謝しかない〜!
夫に会えてよかった。夫もありがとう。

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