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青雲、それは恥じらいの心

福島県南相馬市には政治家の家というモニュメントがある。田んぼ道にいきなり現れるので異形の怒りを感じた。

そのモニュメントを過ぎた辺りに本社移設前の勤めていた会社があった。
拠点を宮城に移してから出会った仕事だけど楽しかったなと改めて思う。

単独で動いていたので忙しかったけど時間を自由に調整出来た。イベントの企画や新店舗の立ち上げなどまっさらな状態から沢山企画した。全く指示されない遊撃的な立ち位置(悪く言えば野放し)だったので色々経験出来たし音楽とリンクもさせやすかった。ソウルフードとして食文化を広め支持されていたが1年前倒産をした。未だにTwitterでエゴサをすると惜しむファンが多い。

倒産はマジで辛い。経営陣に近かったので事実を知りながらの日数を倒産する事実を知らない人達と接するのはかなり胸が痛んだ。

コロナで倒産してる会社も人災による倒産は近い気持ちかと思うとホント辛い。原発事故が無ければ伸びていた会社だったがその立て直しで知った仕事というのも皮肉なものであった。

考えてみればめちゃくちゃ政治に戦ってた会社だったな。言葉でも姿勢でも仕事として。

首相が近くに訪れて話せる機会がある事を知ると社長はその度に一発殴らずにはいられないという姿勢で飛び出して良く主張してた。

あんな良い父ちゃんを変えたのも政治。

今でもiCloudのカレンダーで社長の予定が入ってくる。自己破産後の幸せを掴んだ予定とケジメの試練を感じる予定が上がってきてその度に元気そうって思っちゃう。

カレンダーの通知は社長の安否を表すと勝手に思っていて未だに共有が消さないでいた。(そして社長はその事に気付いてない)




1年後信頼してくれてたスタッフに連絡を取ってみたら元気そうだった。気持ちは一緒だった。


あの時辛かったけど楽しかったですね。

その言葉に報われる感覚が正直あった。

今回のコロナで少し気にかけていたのだった。


思い出だけは綺麗になってくもんですね。


とにかく各地のサウナ入りまくったな〜

出張先の部屋に機材持ち込んで音楽もやったな。



お金とは違う経験させてもらいましたって話

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