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同期会

昨日は昔仕事をしていた団体に1999年に入ったメンバー3人での同期会をした。

いまは3人ともその団体の仕事を辞めて久しいのだが、みんなカンボジアのプロジェクトを担当していたもの同士であり、いまでも国際協力の分野で仕事をしているので、近況報告もかねて集まることになった。

昨日のディナーを一言で言うと

同期ってよい

ということ。

当時20代の頃の私たちは、くそ生意気にいろいろやっていた…。

カンボジア事務所組は仕事が終わると飲みにくりだし、「あーなんだよ、この組織」と言いながらも、そこ愚痴で終わることなく、くだをまいて発言していったものをひとつづつ形にしていった。

「NGOは現場があることが強みだ」とか言って、血の通ったProject Design Matrix※づくりに命をかけていた。ロジックの美しさはもちろん、「人々の息づかいが聞こえるような」Project Design Matrixかどうかを判断基準とした。
※ロジックモデルのことです

「うちの団体って、やってきたことをまとめていないよね」と言って、「教育と開発リサーチペーパーシリーズ」を出すことにした。

「図書館事業を団体の中でセンターを取る」と言って、ラオスとミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事務所の同事業担当者とグループをつくり、勉強まくった。※事業によいも悪いもないのが前提です。他の事業課の皆さんすいません…。

事前評価、事業形成、中間評価、そして事業評価したうえで、新規事業提案をする形をつくったのも、私の同期たちだった

あのときの私たちの目は血走っていたに違いない。

あぁ、若いよ、20代。

昨日の夜、白ワインを片手に同期がいった。

「でもあの団体ってさ、インクルーシブだったよね」と。

つっぱしる、暴走する20代を、止めずに走らせてくれた、先輩方がいたんだね。

ロジックモデルなんてつくるのは嫌いな先輩陣もいただろう。

いい意味で、何でもあり。もしかしたら放置。

でも、団体のモットーである「共に生き、共に学ぶ」ことができているかを常に基準して、そこからずれなければOK。

だからこそ「もっとよくしよう、もっと上に行こう、現地の人と一緒に」と、ずっと動きまくっていた。そして、議論しまくっていた。ワインを開けまくっていた。(カンボジアは当時、酒税がなく、ワインも安かったからできたのだが)

その気持ちを持てたのも、行動に起こせたのも、同期や同僚がいたからだ。

たくさん、笑って。

たくさん、悩んで。

たくさん、泣いて。

魂でぶつかるって言ったらオカルトだけど、こんなあけっぴろげにぶつかり合える仲間との出会いと、一緒に仕事ができたのが、宝だ。

昨日は飲みすぎた。

金曜日の夜。新宿。

18時半スタート。2時間だけの席の予約のはずが、閉店間際の11時までいさせてもらって、語り合った。

ワイン片手に、わーわーいっていたあの時と、変わってねーな。

また、いろいろ仕掛けよう。

みんなと、現地の人と一緒に、上へ!


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