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テレビドラマシリーズ『ジ・オファー』レビュー

自分と同じ『ゴッド・ファーザー』世代の知人に教えられるまで、全くのノーマークだったドラマシリーズ。長年、映画、ドラマのレビューを続けている者としてはただただ不明を恥じるばかり。10代で『ゴッド・ファーザー』に出会い、フランシス・フォード・コッポラを尊敬、敬愛した映画愛好者としては、ただひと言、必見!と言うしかない10エピソードである。製作当時、噂に聞いていたことがほぼ全て詳細に描かれ、ため息の連続。知人は原語で観て、吹替で観て、もう一度原語で観たと言っていた。さもありなん。どのドラマより、いや下手な映画より面白い。アル・パチーノやアリ・マクグロー、フランク・シナトラ等々、次々実名で登場。たまりません、というか、痺れます。ワクワクします。あれこれ書くとネタバレになってしまうけど、えっあの人はホントのマフィアだったのというビッリクもあって、とにかく『ゴッド・ファーザー』に思い入れのある人はみんな観ましょう。もう本作には満点つけるしかありません。そして10本観終わったら、シリーズ3作観直しましょう。
マイルズ・テラーが扮したプロデューサー、アルバート・S・ラディさん、本当にご苦労様でした。そして、ありがとう!92歳にしてご健在とのこと。嬉しいです。『ゴッド・ファーザー』50周年、おめでとうございます。約30年後の製作作品『ミリオンダラー・ベイビー』も大好きです。そう言えば『ユー・ガット・メール』のメグ・ライアンの同棲相手、グレッグ・キニアだったっけが、『ゴッド・ファーザー』を偏愛してたっけなぁ、とどうでもいいことまで思い出した。淀川先生にも、小森のおばちゃまにも、水野晴郎さんにも観せてあげたかった。映画愛溢れたドラマシリーズです。

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