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再掲:のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて
一部からご要望賜りましたので、再掲させていただきます。 幻冬舎webコンテスト 第二回 エッセイ 優秀作受賞作です。 よろしければご一読ください。 https://www.gent…
再掲:のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて
一部からご要望賜りましたので、再掲させていただきます。
幻冬舎webコンテスト 第二回 エッセイ 優秀作受賞作です。
よろしければご一読ください。
https://www.gentosha-book.com/contest17/
エマ・ストーンの2度目のオスカー納得。映画『哀れなるものたち』レビュー
エマ・ストーンが2度目のオスカーを獲得した『哀れなるものたち』をDisney +で配信鑑賞。『聖なる鹿殺し』、『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督らしい、と評してしまえばそれまでだが、ファンタジー・ポルノという印象の仕上がり。原作があって、古いゴシック小説のようだが、あらためて読むまでもないだろう。ネタバレになるが、自分自身の子の脳を移植された母たる主人公が、性的経験を重ねながら
もっとみるクリストファー・ノーラン監督らしい仕上がり『オッペンハイマー』レビュー
オスカー7部門受賞の話題作を劇場鑑賞。3時間の長尺を飽きさせず、緊張感を維持して観せるあたりは、さすが。難解の評判先行ながら、クリストファー・ノーラン監督らしい仕上がり。原爆の父、オッペンハイマーをめぐるドキュメンタリー伝記映画というべき結構。映画らしい映画で、見応え十分だが、深い抒情味や感動はない。観客へのサービスか、冒頭で本作2部構成と丁寧に字幕提示があり、かつ、カラーとモノクロで時間軸の重
もっとみる惜しくも胸に刺さらず:映画『PERFECT DAYS』レビュー
昨秋の東京国際映画祭(tiff)オープニングを見逃して、そのまま機を逸していたのだが、昨夜の日本アカデミー賞主演男優賞を祝し、米アカデミー賞発表直前の、このタイミングで12月公開ながら今なお劇場公開中の同作を、ようやく鑑賞。周辺の評価高く、満を持しての思いで足を運んだが、個人的には、もうひとつ。深く刺さるものがなかった。
昨年、小津安二郎生誕120周年ということで小津を敬してやまないヴィム・ヴ
映画『線は、僕を描く』レビュー
Netflix配信『パレード』からの流れで配信鑑賞。同作のヤクザ役とはうってかわっての誠実・真摯な役柄を体現した横浜流星に感心させられるばかりの和文化作品。『ちはやぶる』で堅実な監督力を見せた小泉徳宏が百人一首から水墨画主題にシフトして、啓発教化的要素をくどくならないよう織り込み和文化の雰囲気たおやかない場面づくりに成功している。エンドロールの意匠は秀逸。
共演陣も安定感に満ちて過不足なく主役
スペクタルを真っ直ぐに受け止めることのできない悪癖を嘆く:映画『ナポレオン』レビュー
ホアキン・フェニックス主演で話題だったリドリー・スコットの大作をApple TVで配信鑑賞。見応え十分。中盤の戴冠式は、ルーヴルの名高い歴史画そのもの。衣装、装置、装飾が見事で息をのむばかり。冒頭のマリー・アントワネットの断頭台シーンから長尺2時間半があっという間である。
ナポレオンの生涯や歴史的事実は誰もが知るところであるから、これをどう描く以上に、どこに新味を出すかにならざるを得ない。リド
物語性希薄でゴシップの暴露に終始 映画『マエストロ その音楽と愛と』レビュー
バーンスタインの伝記映画と聞いて、すぐにも映画館へと調べていたら3週間もしないうちに勧進元のNetflixが配信すると知ってそのままにしているうちにオスカーノミネート、となりこのタイミングでの配信鑑賞。レニーファンとしては恥ずかしい。
中学生になって当時流行っていた4チャンネルステレオを買い与えてもらって最初に買い揃え始めたのがバーンスタインだった。何故レニーだったかと言えば『ウエスト・サイド
邦題ゆえにサリンジャーファン見逃しがちの映画『マイニューヨーク・ダイアリー』レビュー
前情報なく配信鑑賞して、内容原題からジョアンナ・ラコフの『マイ・サリンジャー・イヤー』(邦訳 サリンジャーと過ごした日々 井上里訳)と気づき、あわてて原作邦訳を再読して、再鑑賞。
マーガレット・クアリーとシガニー・ウィーバーというキャスティングが秀逸。おそらくその妙ゆえに『プラダを着た悪魔』の系列作品として営業されたのではないかと思われるが(それゆえの邦題だろう)、本筋は、定期的なタイミングで
ガッカリ『ゴジラ➖1.0』
なお上映中なので遅まきながら久々のレイトショー映画館に飛び込み鑑賞。知人、関係者の評価毀誉褒貶著しく自分の眼で確かめなければと無理して観たのだが、個人的にはガッカリ。『シン・ゴジラ』で充分、国家規模で立ち向かうべき困難に、きわめてパーソナルな対峙という設定からして笑止千万、しかもラストは蛇足。朝ドラ『らんまん』のスピンオフとしか思えない。キャスティングからして間違っている。東宝の次世代を背負うべき
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