【写真で鎌倉SCF活用報告!】御成小学校~みんなが暮らしやすい社会とは?

画像1 2022年度「鎌倉スクールコラボファンド」を活用した取組の中で、今回は御成小学校の取組をクローズアップして報告します!
画像2 御成小学校では4年生の総合的な学習の時間において「みんなが暮らしやすい社会を」をテーマに、肢体不自由者などが実際にどのようなことに困っているのか、その解決策、自分たちには何ができるのかといったことについて、ほじょ犬(介助犬・聴導犬)のデモンストレーションやパラスポーツ体験を通じて学びを深めました。
画像3 10月。ほじょ犬育成団体であるNPO法人ウェルフェアポート湘南 副理事長の出雲さんから、始めにほじょ犬の仕事内容、活躍するために必要な訓練の内容などについて説明いただきました。大きな声を出してほじょ犬を驚かせてはいけないため、子どもたちは静かに距離をとってお話を聞いていました。それでも「かわいい~!」という心の声が漏れ聞こえていました!
画像4 次に、介助犬利用者のインタビュー(録画)を通じて、日常生活のどういった場面で困っていて、それをどのように介助犬にサポートしてもらっているのかであったり、介助犬との共同生活などについてリアルな声を聞き、学びを深めることができました。
画像5 いよいよデモンストレーションがスタート。写真は介助犬のロッテ(ラブラドール・レトリバー)。子どもたちは身を乗り出して、指示の合図や介助犬の動きを観察していました。
画像6 靴下を脱がす介助をするロッテ。
画像7 冷蔵庫から飲み物を取り出すロッテ。「一つ一つの動作は単純でも、人に頼むには気兼ねをして頼み辛い、でも自分一人ではできない、それを介助犬に担ってもらうことで障がいのある人の精神的な負担が軽くなるんだよ。」と教えてくれました。
画像8 続いて、聴導犬(名前を失念!)のデモンストレーション。玄関チャイムや電話の着信音といった生活音、屋外で車のクラクションや自転車のベルの音といった危険を知らせる音を知らせて、聴覚障がい者をサポートしていることを学びました。
画像9 最後は代表の子どもたちから感想とお礼の言葉が送られました。協会の方からは、「何よりもほじょ犬に興味を持ってくれることが大切で、そこから障がい者の理解を深め、さらに自分にできることは何かを考えてくれたらうれしい。」という言葉をいただきました。終了後も多くの児童が残り、協会の方々に疑問に思ったことを質問している場面が印象的でした。
画像10 11月。日本財団パラスポーツサポートセンターに協力いただき、パラアスリートによるデモンストレーション、パラスポーツ体験、講話の体験型授業を実施していただきました。
画像11 講師は車いすバスケ現役プレーヤーの橘 貴啓(たちばな たかひろ)さん(通称TTさん)。
画像12 はじめに、TTさんから競技用車いすの特徴やバスケのルール、応援の仕方などについて、実技を交えながらレクチャーしていただきました。
画像13 続いて実践!クラス代表が5対5で試合に臨みました。最初は車いすの操作に戸惑っていた子どもたちでしたが、すぐにコツをつかみ、上手にボールをパスしたりシュートしたりしていました。車いすを操作しながらボールを扱うことがいかに大変なことか実感できたのではないでしょうか?
画像14 点が入ると応援している児童から歓声が上がり、試合は白熱!体育館は熱気に包まれていました。
画像15 試合後、TTさんから子どもたちに「障がいの有無に関係なく、全ての人が挑戦することのすばらしさ」や「夢や目標を持つことの大切さ」についてメッセージが送られました。子どもたちはそれをしっかりと受け止めていました。
画像16 ラストは代表児童からTTさんとスタッフの皆さんにお礼の言葉を送り、終了しました。
画像17 鎌倉スクールコラボファンド・鎌倉の教育活動についてもっと知りたい、と思われた方は「進メ、鎌倉ペンギン」内で多数紹介していますのでご覧ください!(教育総務課 教育企画担当)