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【2023鎌倉SCF始動】ワクワクする教育活動始まっています!

こんにちは!教育企画課の高橋です。

リアルな社会課題に基づく課題解決型学習やプログラミング学習、ICTも活用した個別最適な学び―――「未来を生き抜く力」を育むことができる魅力ある教育活動を、豊かな人材・NPO・企業・大学などと素敵なコラボレーションで実現していく「鎌倉スクールコラボファンド」(鎌倉SCF)

ふるさと納税の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディングで皆さんからご支援をいただき、令和5年度も魅力的な教育活動が多くの学校で始まっています。

そこで今回は、令和5年6月に鎌倉SCFを活用した学校の様子をダイジェストで紹介したいと思います!



1.まちの素敵がいっぱいの手書き地図を作ろう(西鎌倉小学校 3年生)

1年間、手書き地図を通じてまちの魅力を伝える学習(総合的な学習の時間)に取り組みます。
キックオフとなるこの日の授業の講師は手書き地図推進委員会の赤津さん。
「学校周辺の自分のオススメの場所はどこ?」「どんなテーマで手書き地図を書いてみたい?」など、子どもたちに問いかけながら手書き地図の魅力や作り方のポイントを伝えてくださいました。

2.地域の資源を活かして環境を学ぼう(第一小学校 4年生)

地球温暖化、ごみ問題、マイクロプラスチックなどについて、身近な資源に触れながら1年間環境について学びます(総合的な学習の時間)。この日は、長年、動物園の飼育員として動物に携わってきた髙橋文彦さんから、動物×環境というテーマで話を伺いました。
「旭山動物園などの寒い地域での動物園でアフリカの動物は生きていけるのか?」や「人間がプラスチックを使わなくてもプラスチックの生産量はそんなに変わらないと思うがどうなの?」など、広範囲に質問が出て子どもたちの興味関心が強いことが分かりました。

3.課題解決とは?ワクモヤから考えてみよう(関谷小学校 6年生)

総合的な学習の時間において身近なコトについて探究する課題解決型学習に取り組みます。
初回の授業となったこの日は、未来をつかむスタディーズの河内さんが、
課題解決とは何か?自分だけの課題解決とは?といった内容のオリエンテーションを実施。

校内エレベーターはどんな課題を解決したのか?といった、学校にあるモノ・コト・仕組みから「課題解決探し」をする子どもたち。この後も、自分の中のワクワク(理想)・モヤモヤ(現状)を考え、なぜそうなのか?どうしたら解決できるのか?を考えるワークをしました。

4.みんなが暮らしやすい社会を考えよう~手話編(御成小学校 4年生)

「福祉」をテーマに、子どもたちが体験的な学習を通じて、共生の大切さについて理解を深めています。この日は聴覚障がい当事者の方を講師に迎え、手話に関する授業と実際に手話を体験するとともに、聴覚障がい者の困りごとを知り、自分のできることが何かを考えました。

5.チームビルディング(岩瀬中学校 1年生)

学級づくり・学年づくりの一環として玉川大学TAPセンターの方々を講師としてお招きし、チームビルディング(個人のスキルや経験を最大限に生かして目標を達成するためのチーム作り)について学びました。
実際の体験や行動を通して、協調性やコミュニケーションの構築などについて習得しました。

6.シティズンシップ教育(深沢中学校 1年生)

昨年度と同様、総合的な学習の時間においてシティズンシップ教育に取り組みます。
1年生は「自己理解・他者理解」を深める第一歩として、様々な方からお話を聞きます。
今回は性的マイノリティの当事者の方からお話を聞き、多様性への理解を深めました。

7.シティズンシップ教育(深沢中学校 2年生)

2年生は、1年時に学んだ「自己理解・他者理解」をさらに発展させ、Well-beingに向けたキャリア教育に繋げるためのオリエンテーションを実施しました。未来をつかむスタディーズの河内さんからは「人それぞれ考え方は異なるため、自分にとってのWell-beingがあって良い、それを考えていってもらいたい」とのお話がありました。

年度当初から7件もの実践が行われ、鎌倉SCFが市内の学校に浸透してきたことを実感するとともに、子どもたちがワクワクしながらワークなどに取り組む姿を見ることができ、とても嬉しく思いました。
また、先生方が子どもたちのことを第一に思い、子どもたちの興味関心を引き出しながら授業を組み立てようと知恵を出し、試行錯誤、創意工夫されている姿に、鎌倉SCFが果たすべき役割を改めて認識することができました。

今後もたくさんの素敵なコラボレーションが展開される予定です。
noteで随時レポートしていきたいと思いますので、お楽しみに!

(教育総務課 教育企画担当 高橋)