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ULTLAは自分だけのユニークな学び方を知り、自分らしさを発揮する方法を学ぶ場所

教育長の岩岡です。

皆さん、広報かまくら2月1日号はご覧になりましたでしょうか。

今号では、教育委員会が今年度新たにはじめた取組「かまくらULTLAプログラム」を特集していただきました。
広報課とULTLAの担当課が何度も打ち合わせを重ね、プログラムの趣旨や枠組み、プログラム当日の様子、プログラムに携わった方々からのメッセージなどを、丁寧に紹介しています。

そして、コラムは「番外編」として、ULTLAの現場で子どもたちに寄せたことばを掲載しました。私の思いが、ULTLAに参加した子だけではなく、学校に通うのがつらいなと思っている子どもたちに一人でも多く伝われば嬉しいです。

教育長から子どもたちへ(ULTLAで寄せたことば)

森のプログラム3日目(最終日)に子どもたちに語りかけている様子

皆さんは、どんなときに褒められますか。
「他の人と同じこと」ができたときに褒められることが多くありませんか。テストの問題が解けた時。姿勢がピシッと揃っている時。忘れ物をしないでちゃんと言われたものを持ってきた時。家ではどうかな。

でもね、不思議なことに、皆さんが大人になると、今度は「あなたにしかできないことは、何ですか」と聞かれるようになります。あなたは他の人と何が違うんですか、と。

皆さんの中には、学校に行きづらいと感じる自分の特性が嫌だな、と思っている人がいるかもしれませんね。でもそれは、自分が他の人とは違う何かを持っている、ということです。
自分の持つ個性・特性やユニークなところ――それこそが、大人になった時に求められるものなのです。この特性は自分だけが持っている宝物だ、と考えてほしいのです。

大人になった時、学ぶ「内容」は、選べないことが多いです。例えば、接客が好きでカフェを開いても、会計を学ばないと店の経営はできないでしょう。けれども、学ぶ内容が選べなくても、選べることがあります

それは「学び方」です。

どうやって学べば自分らしく、楽しく、快適に学ぶことができるか。ULTLAで得たヒントを、ぜひ普段の居場所でも試して、自分を発揮してみてください!

(広報かまくら 令和4年2月1日号 掲載文に加筆)

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