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第4章 渋沢栄一時代の常識 日本の神社〜心を清める 日本の神とは自然の働きのこと〜


自然の働きが人の道である、という考えは、自然の働きを神と考えた、日本の神社の神道も同じです。

日本の神社の 「神」とは、キリスト教の様な「創造主」ではありません。

神とは神通力 といわれる様に 自然の不思議なはたらき のことであり、もう一つの意味として、実在の人物を 偉人として 上カミ の人を 神 としたのが、日本の古い事を記した伝記である 古事記であり、その人々の霊を 神社に 祀っています。

古事記は、また、上のような立派な人になろう、上カミ の人である神カミ の道で生きよう、邪念を払い、清らかな 清潔な生活をしましょう、という道徳の本なのです。



コロナウイルスの疫病の蔓延で、手を清潔にすることが習慣となりましたが、神社での、手洗い、口洗いは、学校で先生に教えられる、うがい、手洗い、そのもので、今から約150年前の明治時代から始まった
西洋医学の衛生学よりも、何千年もの昔から、日本では生活の常識として、習慣だったのです。

 神社で その神々に祈る(意宣る)言葉として 祝詞(のりと)(宣り言葉)があります。
その中で、
汚れ、穢れを 払いたまえ、清めたまえ、
とあり、コロナウイルスの流行で、室内を掃除して綺麗にしているのも、穢れを 払い 清めて いるのと同じことであり、もともと日本では当たり前のことだったのです。

 映画 天気の子 で、

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