どっかの変なカットマンのブログ Tリーグ 2020年1月26日丹羽孝希選手(木下)対村松雄斗選手(琉球)の感想

2020年1月26日の丹羽選手(木下)対村松選手(琉球)の試合について感想を書きたいと思います。夢のカットダブルスに引き続き、丹羽選手対村松選手という夢の組み合わせが実現して、本当に嬉しい限りです(*^^*)

1セット目からラリーが続き、非常に見応えのある試合でした。今回の試合の主な展開は、丹羽選手が質のいいカットをさせずにどう打ち崩すか、村松選手がどれだけ質の良いバックカットをし、力でねじ伏せるかといった展開でした。

各セットの主な展開は、以下のとおりです。
1セット目、丹羽選手が村松選手のフォアにボールを集め、村松選手にフォアでレシーブやカットをさせる展開に持ち込み、丹羽選手がセットを取りました。
2セット目、丹羽選手は1セット目に引き続きフォアにボールを集めて、得点を重ねていき、丹羽選手がセットを取りました。丹羽選手は2セット目の後半にゆるいドライブを織り交ぜ、村松選手のカットミスを誘っていました。
3セット目、このセットあたりから村松選手が丹羽選手のフォアサイドにボールを集められるようになり、バックカットを変化を多用し、村松選手がセットを取りました。また、8−9の村松選手のカットからのバックハンドドライブは必見です。
4セット目、3セット目に引き続き、村松選手がバックカットを多用し、打たせたループに対してフォアドライブで得点する場面が増え、村松選手がセットを取りました。
5セット目、最終的に村松選手のバックカットが丹羽選手のドライブをねじ伏せるような展開で村松選手が勝利しました。また、7−8のラリーは、素晴らしかったです。

余談ですが、対カットマン戦においてはドライブマンが攻撃されるとき、フォアクロスで待つのが定石なのかなと思いました。今回の丹羽選手、全日本で村松選手と対戦した戸上選手にしても、村松選手の強打をフォアクロスで待ち構えていたので。ただ、戸上選手はフォアでドライブを待てるのでカウンターがしやすそうでしたが、丹羽選手はバックでドライブを待つのでブロックで対応するという違いはありました。

最終セットは丹羽選手がバッククロス勝負でするしかないような状況を作り出した村松選手の素晴らしいゲームメイクでした。というのも、村松選手の
①フォアドライブの決定率が戻ったこと
②バックツッツキのレシーブが鋭くなってきたこと
の2つの良い点があったため、丹羽選手がストレートに質の良いドライブを打つことは大分難しい状況でした。中途半端にボールを送って決まらなかった場合は、がら空きのバッククロスを狙われる失点する可能性が高くなりますし。この試合は、一つ一つ対応していくカットマンの強みが出た試合でもありました。

今後も村松選手、丹羽選手の試合を追っていこうと思います(*^^*)

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