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東洋医学と自然栽培

東洋医学と自然栽培

 先日 お客様に 「東洋医学は体質を改善するものですよね?」


という質問をされて、ふと思いました。

東洋医学と自然栽培は似てるなぁ、と。


今回も 類似性からアナロジー的考え方をして深めていきたいと思います。


東洋医学と西洋医学

特段 専門知識があるわけではないので、ざっくりと 東洋医学西洋医学の違いを考えてみます。

東洋医学と西洋医学は、それぞれ異なる歴史と哲学に基づいています。


西洋医学は、病気の原因を科学的に分析し、薬や手術を用いて具体的な症状を治療します。


一方、東洋医学は、全体のバランスを重視し、鍼灸や漢方などを通じて体の内側から治療を行います。


西洋医学は、病気を特定し、その症状に対して直接的な治療を行うことが特徴です。


例えば、感染症には抗生物質を、心臓病には手術を行うなど、病気のタイプに応じた治療法が確立されています。

これにより、迅速な治療が可能となり、多くの病気に対して効果的です。



対照的に、東洋医学は、人間の体を一つの統合されたシステムと捉え、体全体の調和とバランスを取り戻すことを目指します。


治療は、体質や生活習慣を考慮し、個々の患者に合わせて行われます。


鍼灸や漢方薬は、体の自然治癒力を高め、病気の予防や長期的な健康維持に役立ちます。


ちなみに 漢方の生薬の中には 直接摂ると毒になるものがあります。


トリカブトなども その いい例です。

それを少量加えてあげることで 他の生薬の効果を引き出したり、

違う生薬を加えることで トリカブトの毒性を抑えたりというような働きがあります。


栄養学なども 西洋医学の分類になるのではないかと思います。

一般的に必要な栄養を具体的に摂取することで促進へのアプローチをしますが、東洋医学では 旬のものだったり症状や弱ってる部位に対して必要な 味と バランスを重視しています。


慣行栽培、自然栽培、西洋医学 東洋医学

慣行栽培のメリットでメリットと自然栽培のメリットデメリットと合わせて、慣行栽培と西洋医学、自然栽培と東洋医学の類似点を書いていきたいと思います。 

慣行栽培のメリット:

高い生産性: 化学肥料や農薬の使用により、大量生産が可能です。

(科学的に合成された薬品を使うので多くの人に一括で予防接種などができる)

安定した収穫: 病害虫の管理が容易で、収穫量が安定します。

(薬は生成できるので安定的に供給できる)

効率的: 農作業の時間と労力を節約できます。

(薬を飲んでおけば 症状は抑えられるので時間と労力が節約できる)

慣行栽培のデメリット:

環境への影響: 農薬や化学肥料の使用が環境汚染を引き起こす可能性があります。

(長期間にわたって使用すると効果が減少する場合がある。長期間にわたって使用すると認知症や うつ病のリスクがあると言われている)

健康への懸念: 農薬の残留が消費者の健康に影響を与えることが懸念されます。

(残留薬剤が健康に影響を与えることが懸念されている。ワクチンなどでなくなる場合もある)


自然栽培のメリット:

環境保護: 化学肥料や農薬を使用しないため、土壌や生態系を保護します。

(体の自然免疫力を保持しやすい)

健康的な食品: 農薬を使わないため、より安全な食品を提供できます。

(薬剤を使用しないので 体への負担が少ない)

食味がよい:美味しい。食品のえぐみが少ないと言われている。野菜のえぐみは硝酸態窒素によって起こされると言われている。

(本来の機能が取り戻される 自然な状態)


自然栽培のデメリット:

低い生産性: 化学肥料や農薬を使用しないため、生産量が減少することがあります。(漢方薬の生産性が低い、長期的に使用しないと効果が分かりにくい)

不安定な収穫: 天候や病害虫の影響を受けやすく、収穫量が不安定になることがあります。(個人個人の体質に影響を受けるため 効果が安定しにくい)

まとめ

こうして比べてみると、

以前牛の胃袋と畑 がという内容をシェアしましたが、

人の体と畑というのも 非常に似ていることが分かりますね。


自然栽培と慣行栽培、

東洋医学と西洋医学。


それぞれどちらも一長一短 あります。


それらを知り 選択していくのは一人一人です。


ただあまりにも 西洋医学 や慣行栽培が一般的すぎて、東洋医学 や 自然栽培を選ぶことがしにくい環境というのはいかがなものかと思うところです。


選択するのは自由ですが、そもそも 選択肢にあげることができない 今の状況を少しでも変えていくことができればと思ったりしています。


お付き合いいただきありがとうございました。

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