初心にかえるとは。
初心にかえるは具体と抽象
話の中で初心にかえるという言葉は誰しも1回は使ったことがあるのではないかと思うのですが、これは一般的には「物事を始めた時の純真な気持ちに帰る」 というような意味で使われます。
しかしこの言葉も 具体と抽象の 一部になります。
何をする場合でも物事の目的 そして目的達成のための手段があります。
目的が抽象で手段が具体
例えば「学校の廊下を走らない」
と言うのは学生時代 誰しも 先生に言われたこがあると思いますが、
これは走らないことが目的なのかと言われるとそうではありませんよね。
第一目的は安全のためだと思います。
走らないというのは一つの手段と言うことになります。
ということは安全確保が目的 走らないというのは 具体的な手段になります。
たとえば極端な話、学校で火の手が上がってもうすぐそこまで来てるというのに、安全のために歩いてくださいとは いかないと思います。
この廊下だけではなく自動車の制限速度も 安全のためというのが 第1目的だと思います。
だからそ何かもっと大きな問題が起きた時、 パトカーは 制限速度を守らなくても良いというルールになっていますよね。
そのためにサイレンによって周りに緊急車両が通る旨を伝えるわけです。
これも形を変えた安全確保になりますよね。
たとえ話が長くなってしまいましたが、要するに初心というのは目的にかえるということです。
幸せになるためにお金を稼ごうと思ったのに、お金を稼ぐためにお金を稼いでいる。
目の前の人を笑顔にしたかったのに、お金のために仕事をしてしまう。
より良いものを伝えたくて コミュニティを作ったのに、コミュニティの維持に心血を注いでしまう。
人生をより良いものにしたくて学び始めたのに、学ぶこと自体が目的になってしまう。
自分の頭を整理するために アウトプットを始めたのに、アウトプットを続けることが目的になってしまう。
そんな目的と手段が入れ替わってしまうことはよくあると思います。
だからこそ初心目的にかえることが大切だと思うのです。
具体的な行動を起こさなければ 現実は動きませんが、
理想なき行動はただの作業となり 心を疲弊 させる だけです。
私も人生に目標を持って生きることがなかなかできていないわけですが、人の人生の分岐点が見えた瞬間の心の、何と言うか 輝きが増した瞬間を見るのが幸せでたまりません。
人が、自分を変えるのではなく自分にかえることに気づき、自分にかえっていく手伝いができればと思っています。
今日もありがとうございました。
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