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コロナ感染 体験談①

8月末、とうとうコロナの波にのまれた我が家。
どんなに対策していてもかかる時はかかってしまうのだと痛感しました。今回経験して初めてわかったことも多く、人によって症状も症状の大小も全然異なったので、わかったことはできる限りお伝えしたいと思い投稿を決めました。

コロナになってもひた隠したり、コロナに感染した方を差別したり、私の周囲でもそういった話は耳にします。だからか、なかなか身近な体験談を聞く機会が私自身あまりありませんでした。今回の記事が、どなたかの参考に少しでもなったら幸いです。

始まりは、娘が夜中に39度の熱を出し嘔吐したことでした。次の日すぐに病院へ連れて行ったら、間違いなく胃腸炎だからPCR検査の必要はないとのこと。週末に大きな仕事を控えていたこともあり「コロナじゃありませんように」と思っていた私はすっかりそれを鵜呑みにし、安堵してしまいました。

今思えば、ここで簡易検査でもしてちゃんと調べておけば、娘の看病ももっと適切に行えて家庭内感染も防げたんじゃないかと後悔しています。

娘は2日間40度を超える発熱をしていて、胃腸炎でこんなに熱が出るものか??と思いながらもお医者さんの診断を疑いませんでした。胃腸炎だから本人が飲みたがるまで無理して飲ませなくて良いよ〜とも言われましたが、熱せん妄を起こして脱水も酷かったのでそれだけは信じられず、30分おきにスプーンで無理やり水を口に含ませました。

それが対処として正しかったかわかりませんが少しずつ顔色が良くなったのであげて良かったと思っています。

娘の発熱から3日後、37度台まで熱が下がり始めたとき、まず主人が発熱しました。絶対コロナじゃない、と意味不明に言い張ってましたが「とりあえず話は検査してからだ」と3人で簡易検査したところ、娘と主人が陽性反応。最寄りの病院へ電話したら、簡易検査では感染の認定ができないのでPCRを受けてくださいと言われ、完全予約制でしたが運良くすぐに予約が取れたのでPCRを受けたら、見事に3人とも陽性でした。

薬を処方してほしいと伝えたら、いつ出せるかわからないので市販のものを買ってくださいとのこと。「陽性なのにどこで買えと!?」と思いましたが事前に市販の咳止めや解熱剤は用意していたので、それは準備していて良かったです。ただこれは後から知ったのですが、人によって効く薬も違うようなのです。薬局に売られている薬も成分が様々で、咳のタイプで選ばなければならないので事前に購入していたものが効かない可能性もあります。その点は注意が必要だと思いました。

それにしても、娘はどんどん回復する一方で、大人2人はみるみる症状が悪化していきます。2人ともあっという間に40度超え・:*+.\(( °ω° ))/.:+
検査の翌日には主人が全く起き上がれなくなり、救急車を要請するほどでした。でも酸素濃度で計測したら、私の方が重症と判断されて私が救急搬送されることになってしまいました。結局その翌日に主人も搬送されたんですが……娘もいるし入院病棟に空きはなく、なんやかんやで2人とも自宅に戻されました。

でも搬送先はプレハブ小屋の布団もない簡易ベッドで、凍えるほど寒く……自宅に帰れて良かったと思います。

その後の1週間は交代で娘の面倒を見ながらなんとか療養してましたが、2人ともその間の記憶がほとんどありません。お互いを思いやる余裕もなく、自分の身は自分でなんとかするので精一杯。自治体の食料支給も依頼しましたが正直病人が食べられるものは全く入っていませんでした。
水すら喉にしみて痛いのにカレーやミートソースパスタなんて食べられません。いただけるだけありがたいのかもしれませんが、もう少し病人向けにして欲しいと思うのはワガママでしょうか。せめてもう少し子どもが食べられるものとか……

いただいた食料は、元気になった今現在活用させていただいております。
異常なほど入っていたサバ缶は、元々まったく好きじゃなく食べる機会なんてありませんでしたが、アレンジレシピをたくさん調べて今はかなり愛用食品になりました。
ちなみにおすすめは、茄子と一緒に炒めて作る『サバ味噌缶の麻婆茄子風』です。あとサバ味噌缶の中身を汁ごとミンチ状にして、椎茸に詰めてチーズをたっぷり乗せて10分トーストする『椎茸のサバ味噌詰め』もめちゃくちゃ美味しいですよ。

サバ味噌缶の麻婆茄子風。茄子は3本くらいたっぷり入れて

結局コロナ中の食事はどうしたかと言うと、仲良しのご近所の方が毎日買い物に行って玄関に置いていってくれました。息子さんがコロナになったことがあり、どんなものが食べられるかわかっていたというのでカボチャのスープやアイスなどを届けてくれたのです。
コロナの症状で咳が酷い場合、喉の痛みでほとんど何も飲食できない可能性があります。そんなとき、アイスの冷たさは炎症が起きた喉を冷やしてくれ、甘味は痛めた喉にとても優しく、私はアイスで生き延びたと言っても過言でないほどです。
毎日届けていただいたことは、本当にありがたかったですね。

娘の保育園のママ友さんや他のご近所の方も、娘が食べられるようにとサンドイッチやパンを届けてくれました。
大人がしんどいとき、子どもの食事を用意するのも本当に一苦労でしたから……。ご近所の方やママ友さんたちには、本当に感謝してもしきれません。

体験談②へ つづく

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