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《三体》スケールの壮大さに、想像力の限界突破|読書|vol.10

「宇宙人はいるかもしれないが、コンタクトするのは危険」
ーホーキング博士

netflixでのドラマ化が決まりました〜

中国で話題になったSF小説、台湾の読書youtuberたちも絶賛して、気になったからで三部作一気に注文して、台湾から送られてもらった。

■読んだ感想

自分が読んだのは台湾のオンラインショップで購入したの繁体中国語版、その時まだ日本語版がなかった。

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このどんどん厚くなる本。
三作目の日本語版は(上)(下)二冊で収まるかな…?

高校まで小説が好きだったが、人の名前を覚えるのが苦手になったから、ビジネス書や教養本などを読むようになった。久々の小説からするとちょっとハードルが高かったので、しばらく放置した。でも日本語版も出されて話題になってから、封印した「三体」にまた手をつけて、その世界観に魅了された。

ストリーは非線形の語り口で、舞台はいくつもあったから、最初読む時ちょっと苦労していた。でも作者は設定や背景にすごく細かく描いているので、ストーリーが進む共に、人物像と世界観もどんどん鮮明になってきて、読み返す回数が減り、「三体」の世界に入り込むことができた。

非線形の語り口(ひせんけいのかたりくち、Nonlinear narrative、disjointed narrative 、disrupted narrative)は、文学、映画などに用いられる物語技法で、具体的には、出来事を時系列通りに記述しなかったり、因果関係が直接的でなかったり、並行したプロット、夢の挿入、劇中劇などがある。構造の模倣、記憶の再生、などを目的として使用される。
-wikipedia

日本語版も気になるので、試読をしてみたら、一番最初に目次登場人物の紹介が載っていることにびっくりした、台湾版にはなかったから。登場人物が多すぎて、覚えられなくて、自分は何回も読み返したが、日本語版の人名リストは本当めっちゃ優しいと思った。

日本語がそんにうまくない私でも読みやすかったので、本当に翻訳者すごいなと思った。表現力を磨くために、日本語版もいつか購入する予定です〜!

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三部作の構成「大きく」自分なり整理だと

  三体
承転 三体II 黑暗森林
  三体Ⅲ 死神永生

なので、みなさん〜

一冊目で挫折しないでください!
後半めっちゃ面白くなるから〜

初めて小説を紹介したいのに、ネタバレもしたくないから、本当に何を書けばいいのがわからない…

とにかく面白いので、おすすめ(笑)

興味がある方はぜひ読んでみてください

■購入リンク

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■終わりに

ハマりすぎて、劉慈欣さんの他の作品集の電子書籍も購入して、読んでいる。

脳のストレッチができたように、リアルガチで止まらない(笑)

■追記(2020/10/19)

日本語版を購入した。

最初に読んだ印象が違ったから、あれ?って思って、中国語版の最初のページを観ると、順番が違うことが気づいた(笑)

もっと調べるとわかったのは、自分が読んだ現代パートから始まったのは、編集されたバージョンだった、劉慈欣さん当初ネットで連載を載せた時の順番は、文革パートから始まったものだった。

中国の出版社は現代パートを最初の章に持ち込んだのは、文革パートを読むと、SF要素が少ないので、食いつきがあまり良くないからだった。映画の予告のように興味を持たすため、面白いところをちょっぴを見せる。

でも自分は文革パートから見る方が好き、映画を見ると決めてから、予告をなるべく見ないようにしているから(笑)

大森望さんもインタービューの時に言ったように

現代パート→文革パート→現代パートで展開するほうが、鈴木光司の小説のようなものすごいひっぱりがあって、エンタメ的には正解だろうと。

英語訳版は中国版にあったバッグを修正してから訳されている、日本語訳版はさらにアップデートされているから、本当に違う視点で小説を読み直せるのは本当に幸せ。

日本語版まだ読み終わってないが、第三部が出る前に読んでおく〜!

最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます。


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