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久しぶりにジャンプSQ.を買いたくなりました|漫画『憂国のモリアーティ』

今日の漫画は『憂国のモリアーティ』です。

こんなに完成度が高い漫画は久しぶりに読みました。

そもそも最初はタイトルの読み方も、主人公の名前も読むことができなかった。が、途中でシャーロック・ホームズ、ワトソンが出てきて、むむむ、これは?と思ったわけです。

『憂国のモリアーティ』(コナン・ドイル(「シャーロック・ホームズ」シリーズ)/竹内良輔/三好輝/集英社)1巻より引用

時代設定など、『7人のシェイクスピアNON SANZ DROICT』にも似ている気がするけど、2日ほどで一気読みをして、ここまで満足して、そして続きが気になって仕方ない、続きが読みたいからジャンプSQ.を買おうかなって思ったのは、久しぶりだったなと。

あらすじ
時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン──。 この国に根付く階級制度に辟易するモリアーティ伯爵家長子・アルバート。孤児院から引き取ったある兄弟との出会いによって、世界を浄化するための壮大な計画が動き出す。名探偵シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の語られざる物語の幕が開く──!!

少年ジャンプ+より引用


漫画を読んでいると、急に恋敵が出てきたりしても、ああ、ここらへんでこのパターンね、と最近はなんとなく思ってしまうが、この漫画については、流れが素敵でした。導入の描き方、話のまとめ方、回想シーン、現実世界など、とにかく流れがわかったとしても読み続けられるんです。

最初なんて全く予測不可能、そしてちゃんとミステリーを楽しんでいる自分がいました。

特にぼくがいいなと思ったのは、途中で仲間が増えるシーンです。その流れがお見事で、じゃあ今後もどんどんそれって増やしていけるパターンね、と思いながら結果増えたのは、、、と、

『憂国のモリアーティ』(コナン・ドイル(「シャーロック・ホームズ」シリーズ)/竹内良輔/三好輝/集英社)1巻より引用

漫画のよくあるパターンとしてではなく、あくまでストーリーの中で増えた仲間だけど、ただそれもパターンとして捉えることはできますが、ぼくにとってそこは許せる範囲でした。

また、主人公であり人を殺めることで世の中を正そうとする犯罪卿とそのコンサルタント、そしてシャーロック・ホームズとの出会い、再会、そして犯人として身元がバレるその瞬間、瞬間がすごく綺麗です。

普通だったら即逮捕なんでしょうけど、そういうことじゃないんですって大義も時代背景を通して伝わってくる、そんな漫画です。いま最新刊まで読んでるんですが、新章に突入感があって、本当に待ち遠しいです。

最初の1〜2巻読んでハマれば一気に読めること間違いないです。

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いままで書いてた漫画についてのレビューをスタートさせます。(2021年11月より) 漫画をレビューした後、良かった、コメントしたいという…

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