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『ダーウィン事変』はよく考えられている、とにかくいい漫画です。

今日の漫画はめっちゃ面白い、結構熱いなと思っている『ダーウィン事変』です。主人公が半分ヒト、半分チンパンジーの子どもって、すごい設定ですよね。

成長して学校に通い、友達ができたり、周囲と衝突したり、社会と関わるほど、今の世の中を反映しているような事件に巻き込まれていくんですが、本当によく考えられている作品だと思います。

作品紹介
人間とそれ以外による世界大革命
私の友達は、半分ヒトで、半分チンパンジー。テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。そこでチャーリーは、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。

アフタヌーン公式サイトより引用

突然ですが、以前「人間だけで生きていたら葛藤は生まれない」という話をしたことがありました。本作の内容は、まさに当てはまると思うんです。

AでもBでもない、新しいCというものができたときに、当事者同士が納得していく様子だけではなく、社会はどう触れていくのかが描かれているなと。

『ダーウィン事変』(うめざわしゅん/講談社)1巻より引用
『ダーウィン事変』(うめざわしゅん/講談社)1巻より引用

例えば、ダーウィンの進化論は有名ですが、人間の進化していく過程は誰も見ていませんよね。もしかしたらすっと進化したのかもしれない、なんてことも今の世の中では、軽い気持ちで触れられる話題ではないと思います。

表現に悩みますが、これまでになかったもの、異物が投げ込まれたときに、こんなにも世の中が動くのかということが、本作ではよく描かれてるとぼくは思いました。

しかも、今どきなんですよね。

『ダーウィン事変』(うめざわしゅん/講談社)1巻より引用

YouTubeライブをするシーンもあるんですが、メディアに対してもちゃんと今の感覚をわかっているなと、ピンときていますね。トレンドや社会情勢をすごく上手に組み込まれているんです

特に、ヴィーガンについて対話するシーン。
あれはめちゃくちゃいいですね。

『ダーウィン事変』(うめざわしゅん/講談社)1巻より引用

ヴィーガンはパーフェクトな生き方なんじゃないの?
まさか!

『ダーウィン事変』(うめざわしゅん/講談社)1巻より引用

どうしたものかっていうぐらいにですね、とにかくいい漫画です。

これも Amazonのリコメンドがきっかけだったんですが、こんなに面白いとは。本当に運が良かったです。

ぜひ読んでみてください!

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