加加森沢 標高1210m迄ピストン 溯行図


ヤマレコ

ヤマップ

インスタリール

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行先選定

 多分、去年、関東メンバ関西メンバの中間点で、と計画してた谷。岡崎出稼ぎ期間中に「関西からよりも岡崎からなら比較的近い」谷に行っときたいキャンペーンに該当するやんってことで。

出発まで

 梨元から遠山川右岸沿いの道を延々と走ったけど、落石除去しながら、パンクに怯えながら、ということで、悪路好きにはオススメ。下山後に通った正一位笹子稲荷神社の横を通るアスファルト舗装路が、良路(?)好きにはオススメ。

---- Day1 ----

駐車地→加加良沢出合

 1台、高そうな四駆車が止まっていた。車止めの前に駐車。林道を歩行開始八分後に約60mの林道完全崩壊地。川原に降りるか迷ったが、川原で釣師を発見し、「抜いてやれ」と思ったかどうかはヒミツやけど、ピンテがついた巻道の踏み跡を辿る。巻き途中でYuuuripが落石を起こし、「釣り師にバレる」と言ったのには笑けた。登り始めより、林道に降り立つところのほうが嫌らしく、「帰りもココ通るんか?帰りは沢床に降りるか」とか考えてた。とはいえ巻きは5分弱。この崩壊地があるから林道は封鎖なのか、と納得。
 落石の多い林道を歩いていくと、道は右岸から左岸へ。所々、ベニヤ板で補強したような路面の橋の端をYuuuripは恐々あるいていく。端なら鉄骨の上で踏み抜いても鉄骨の上に着地できると思ってたっぽい。俺は諦め境地で適当に?端から3分の1あたりを歩いた。
 左岸に渡ると、林道上の植物の密生度が上がったが藪というほどではない。轍のようにもみえる、二本の草の生えてない筋が通っていた。数か所、沢からの崩落があり、土石流のようにも見える その光景は大雨時の恐ろしさを物語っていた。また、2~3台の錆びて朽ちつつある放置車両があり、20~30年前は車が入ってきてたんかなとか想像した。
 落石をよけつつ林道歩き1時間10分で加加良沢出合着。加加良沢出合付近にかかる橋から現場の様子を観察し、一旦、遠山川右岸に橋で渡ってから川原に降り、流れがまぁまぁきついのでスクラム渡渉して左岸に。水は遠山川本流も加加良沢も若干の濁りがあった。

加加良沢出合→加加森沢出合

 遠山川本流から出合を見た時はショボさが際立っていたが、溯行していくと、案外 迫力のある滝もあって、前日?前々日の雨の影響もあるかもやけど、思いのほか変化はあった。とはいえ、基本、川原歩き。時々ヤマレコアプリで現在位置を確認するが、加加森沢出合は なかなか近づかない。一か所、三条の滝で一番右岸側の水流沿いを登ったところで念のためオ助け紐を出した以外はロープもガチャも使わなんだ。大岩の乗越的な登りや、突っ張りを使う登りのシーンは少々あった。やがて大岩や落ち込みの無い れっきとした(?!)川原が続き、その後しばらくで加加森沢出合に。

加加森沢出合→泊地

 計画書に書いてた加加森沢溯行加加良沢下降は時間的に無理と判断し、加加森沢出合で今後の行動を相談。選択肢A.この出合で泊し、加加森沢と加加良沢上流をDay1/2で両方少しずつ溯行。選択肢B.泊荷を持ったまま加加森沢を溯行し、夕刻までに適地で泊。Day2も少し溯行し、設定時間が来たら折り返す。Aは泊地が明らかな広い川原で硬くなく水平で快適に寝れる場所を確実に確保できるが、加加良沢をココより上流溯行しても、地形図的にはずっと川原。で、Bを選んだ。
 出合から溯行してスグ左岸側に大きな滝とその下流側に二つの前衛滝が見える。しばし鑑賞。で、溯行再開。ゴーロが続き、泊適地など見当たらない。結構ずぶぬれになりつつ溯行を続ける。暗くなるのが早い。エエとこないまま暗くなってしまうか、と思いきや、流木が多く、平地にツェルトを張れそうなところを発見。これ以上いっても、ベターな場所はなさそうやし、そもそも もうすぐ日が暮れる、ということで決定。

 ツェルト張る場所の整地はハンマーなど使う必要もなく、少し石を手で取り除いた後、足でならした程度。
 流木は多いように見えたが、前日前々日の雨のせいか、湿った木が多く、焚火も最初 ばーっと燃え移っていかず、15分ほど つきっきりになってフーフー吹いたりして軌道に乗せた。
 ネオキムチ鍋はイイ出来やった。あらびきウインナーも美味く炙れた、というか、最初の2~3本は腹が減り過ぎてて待てずに まだ十分ぬくもってない内に口にほりこんでたwww
 ごはんは今回も美味く炊けた。


ダイソーのキャンプ用品ステンレス製三品を9/24-25の沢泊で使った。一言レビュー。
・半分の長さになるネジこむ箸…食べてる最中にネジが緩んできてクニョクニョする
・折畳レンゲと折畳お玉…長さは半分になるが、省スペースにはならない。

 雨は一滴も降らなかった。今年の泊り沢は ずっとシュラフカバーで通していたが、今季 初めて寝袋。5℃くらいになるんちゃう?と心配してたが、暖かく寝られた。

---- Day2 ----

泊地→折り返し地点→泊地

 泊荷はデポって6:20頃出発。7:30には引き返そうと決めて登り始める。基本ゴーロ。上流側に泊適地は二箇所くらいはあった。一か所、流芯をシャワークライミングしてズブ濡れになって登った。それ以外は苦も無く通過できる滝ばかり。で、時間がきて引き返す。割と早くデポ地に帰ってこれたので、また焚火をつけた。予定通り、サラスパをしたが、麺は冷やさず 温いまま食べても良かった。マヨを全部入れなかったが、粉唐辛子の量も絶妙で ささみとよくあい美味かった。

泊地→駐車地

 泊荷をパッキングして再出発。下りは、スイスイ進み、あっという間に加加森沢出合に。しばらく休憩後、下降再開。登りでオタスケ紐を出した滝の下り方が気になっていたが、いつの間にやら巻いて通り過ぎてしまってたようで、アレレという感じで遠山川本流に戻る。本流の左岸から右岸の渡渉。前日から流量は衰えておらず、若干焦り気味?でスクラム渡渉後、陽射しで温もりながら小休止。帰り道は時間もあり、遠山森林鉄道遺産の看板など じっくり読んだりもしながら駐車地へ戻った。

下山後

 往きとは異なる少し遠回りだがアスファルト舗装の道を、落石除去不要で戻る。温泉に浸かり、温泉内の食堂に舌鼓を打ってから帰途。

振り返り

 蛭はのべ10匹弱ついてたかな。血は吸われずに済んだ。
 林業用ワイヤー、一斗缶、割れたガラス瓶など、過去の林業跡が偲ばれるモノを見かけたが、沢内で見たピンテは一か所だけ。杣道を発見できんかったのは、土砂崩れなどによる崩壊のせいやろか。
 アケビをたくさん見かけた。また、魚影はあった。
 赤い岩や石を多く見たが、地形図記載の加加良銅山跡と関係あり?!
加加良沢の水の濁りは、上部に崩壊地があるせいやろか。9/26(火)晩に このヤマレコを書き終える直前、GoogleMapの航空写真で加加良沢の上流あたりを見てみると大規模な崩壊地が写っている。今回、計画通りには溯下降できなかったが、大規模崩壊地のガレを落石を気にしながら登り降りせずに済んだので、これはこれでよかったのかもしれない、と思ったりもした。

溯行図

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