海谷三峡パークから海川を経て雨飾温泉まで

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メンバーの溯行記録

経緯等

経緯

 9/17-19で5人で谷中2泊予定で、兵衛谷、信州高瀬川流域などが候補に挙がっていたが、台風予報のリスクのマージンの取り方も人それぞれ、日帰り2本案、谷中1泊別案その他いろいろ案は挙がったが京阪組2人と横浜町田川崎組3人に分かれてることもあってか代替案はまとまらず、結局、木曜朝時点で一旦チーム解散。谷中1泊4人での案にしたが、その後の話が通じておらず計画ナシになったと思って準備をヤメた人とか、金曜18時に仕事で遅くなったので行けないという連絡が入ったりで、結局このメンツに落ち着いた。
 金曜17時半に仕事を切り上げ、なんとか谷中一泊の準備を完了させた。

自宅発→前夜泊→出発前

 町田市自宅21:35発→コンビニ→ガソリンスタンド給油→相模原愛川IC→圏央道→中央道→長野道→安曇野IC 24:05通過(ETC深夜割)→小谷ローソン→25:38 大断層見学地P着 で車中泊。
 土曜am9:40 大断層見学地P発→10:15頃 雨飾温泉Pに車1台デポ→10:46海谷三峡パーク着。

Day1

海谷三峡パーク→海谷渓谷

 駐車場から道が3つに分かれてた。一番右は尾根に上がっていき、こりゃ違うと。残り二つ、左は「入ったらダメー」的な雰囲気の看板が見えて、こっちかな、という何も看板の無い真ん中のところを行くと、歩き易いし、栃の実も よーさん落ちてたり、ええ感じやったけど、ヤマレコアプリで現在位置みると、登山道からズレてる。それでも、まぁええか、沢登りって道を行くよりは沢を行くべきでしょ。ってことで、道がドン詰まった取水設備のあたりから、地形図的には緩い谷を登山道まで降りましょうってことで降り始めたが、ヌメヌメ谷やし、3~4mの滝が5個?以上あって、そのたんびにプチ藪漕ぎで巻き降りる。で、結構時間かかって ようやく橋のある登山道に復帰。海谷渓谷までの時間を短縮したい人は もちろん登山道のほう、行ってくらはい。このルートは「他の登山の人らとは ちょっと違うとこ行きたいな」って人向きwww

海谷渓谷→小屋二つある堰堤

 トラバース登山道が川に降りると、岩に〇とか×とかペンキで書いてあるところに出る。ペンキを無視して川を行くと大岩ゴーロで遮られてる。で、仕方なくペンキのところで右岸登山道に出ると、これがアップダウンが激しく、強烈な猛暑日の陽射しもあって、熱射病で倒れそうになる。
 そのころ、時々川を覗くとだいぶ下のほうで、でも、ゴーロは そんなに大変そうにも見えなくて、あぁぁ、もっと早く川に降りるんやった、との思いばかりが大脳新皮質をかけめぐり、もう帰ろかなと思い出したころ、明るい色の屋根の小屋が二つある堰堤が見え、なんとか、あそこまで、と歩いて、大休止した。

小屋二つある堰堤→二俣(泊地)

 川原に身体を浸し、体温を下げて、モグモグタイムしてから歩き始める。もう踏み跡とかは探さず単に川原の歩き易そうなところを選んで進んだ。が、靴跡を結構みた。
 まず、二人の男子釣師に遭った。「暑すぎて釣れねぇぇ」とオガっていた。大岩壁大岸壁を堪能しながら歩く。本日は絶景なり。
 次に3人組の男子釣り師に遭った。かなり ご陽気。爽やか かつ楽しそう。20缶ほどの本搾りを川で冷やし、その他大量の酒を広げて、15:00には既に呑んで ご陽気やって羨ましかった。2泊するってゆってはって、台風は見切ってる様子やった。
 その次に男女ペアの釣り師に遭った。「右又は沢屋が入っていったので左又に入った」てゆうてはった。水音でよく聞き取れなかったが、なんか小さいのが釣れたみたい。で、二又に着き、物件を物色。左又を150mほど溯行して物件さがすがイイのがなく、最初にココやと思った二又右岸側の細かい砂利の場所を泊地に決めた。

泊地

ツェルトを張り、タープも張った。多少雨が降っても問題ない。
 Yuuuripさんに米を研いでもらい、皆で集めた流木に焚火をつけるとアっという間に着火。こんなに楽してると雨の時に焚火できなくなるかも、と不安になるほどやった。

 点火後約1分で火が安定し自分で吹く必要なかった。翌朝、消えてるとみせかけてたがフーってしたら真っ赤なって、上に小枝のせて5~10回ふーふーしてたら小枝すぐ燃えて その上にまた木ぃのせて3分で安定燃焼移行。木が乾いてたし風もあって燃え易かった。こんな楽な焚火、何年ぶり?
 ネオキムチ鍋は辛すぎた。次は粉唐辛子を減らそう。
 ・焚火缶中での炊飯
  今まで丸型飯盒でばかり炊いていて、焚火缶中での炊飯は初めてやったが、はじめちょろちょろなかぱっぱびゅーびゅーふいたら火を引いて…の通りやったら、オコゲがほんの少しできたぐらいで上手に芯もなく炊けた。
 ・寝てる間、風の音が大きいこともあったがツェルトやタープが飛んでくほどのことはなく、少しキツめかな、という位。八方換算で そよ風未満。
 ・朝飯は、おなか一杯。余ってた粗挽きソーセージを朝の焚火でも炙って食ったが、その後、胃から食道を通って ずっとソーセージの匂いが上がってきて、不快やった。

Day2

泊地→右又 標高1020mまで

 ほぼ川原歩き。7m滝は右岸側から3分ほどで巻けた。竿を出すというYuuuripさんを置いて、本流を標高1020mまで行くと立派な8m滝(下からの見た目)。この写真を下山後ツイートすると、黒法師さんから「この滝の通過は大変」という情報をいただいた。下から写真を撮っただけで、詰め上がる予定の左岸枝谷支流の二又まで戻り、釣りを終えたYuuuripさんと合流。凄いデカい岩魚を釣ったと写真を見せてもらったが、リリースしたとのことでビックリした。

右又 標高1015m→登山道まで詰め上がり

 小滝はいくつかあるが、さほど苦労はしなかった。
 しばらくで7m滝が出て、右岸から草付を巻けそうだったが、Yuuuripさんが水流際を登りたそうにしてたので、リードしてもらった。
その動画

けど、半時間?ほどかかって結局降りてきはった。次、俺もトライしてみたけど、カブってるところの岩が脆くて、とてもギャンブルする気にはなれず、クライムダウンした。
 で、右岸草付から巻くが、ズルズルでなかなか登れず、Yuuuripさんは吠えながら突破したが、その跡はズルズル過ぎて登れず、しかも登ってる途中でハーケンおとして、フィックスして懸垂して回収したり、とかなんやかんやで時間がかかってしもた。Yuuuripさんに少し戻ってきてもらって5mほどビレイしてもらって登った。
 その後、だいぶ上流に藪漕ぎしないとロープなしでは沢床に降りれそうになかったので、捨て縄して懸垂したが、最初の捨て縄は径が細すぎるということでセット後にYuuuripさんに却下され、Yuuuripさんが雉打ちに行ってる間に8.1mmの立派な?捨て縄にセットしなおして8m懸垂した。降りたところから4mで7m滝の落ち口で、そこの岩にロープをグルっと回してフィックスして、登りでの最上のハーケンをYuuuripさんに回収してもらった。
 その後、いくつか登りにくい小滝はあったが、ロープを出すほどではなかった。いや、一回、巻いた後 降りる時にロープを出したっけ。
 で、だいぶ行ってプチゴルジュがあって、突っ張り気味に登ったけど、結構ぬるぬるで怖かった。後続が登ってくるのを見るほうが もっと怖かった。あと、ロープを出したのは、稜線登山道間近で沢中で壁にブチあたって左岸側から巻き始めた時、ずるずる斜面で木の枝というか幹とか持ちながらなんとか登ったけど、Yuuuripさんが少しでも早く登れるようにフィックスをセットした。
 藪漕ぎは比較的薄めで稜線の登山道に飛び出た。

登山道→雨飾温泉

 登山道でコレ滑ったら だいぶ下まで落ちるなぁ、って場所が数区間あり、実際、フェルト底のせいもあるが2~3回 滑ったりもしたが、事なきを得た。その分、見晴らしはよく、岩肌こみの山稜の景色を楽しみながら歩けた。
 トラバースを終え、広い稜線を降りる道になると、危なさを感じることもなく堰堤下に辿り着き、川で沢靴とズボンのケツの泥をタワシで洗い流し、ボトボトになって雨飾温泉の下の駐車場まで歩いた。

総括

 大岸壁大岩壁大断崖。ヌルヌル支流くだり。川原歩き。アップダウンのある灼熱登山道歩き。ズルズル草付斜面登り。岩魚キャッチ&リリース?充実キムチ鍋焚火泊宴会。プチ藪漕ぎ。雨飾温泉などなど、色々楽しめた。イオンタウン糸魚川での糸魚川味噌ラーメンも美味かった。

溯行図

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