100日哲学チャレンジ☆19日目

ESD講習用メモ 第一回「ESDとは」

 毎日色んなことがあります。でも、その一つ一つが文章や動画の素材として使えるかどうかは、まだわかりません。解釈をその中に加えていくことになります。しかし、思うに解釈の加えられていない情報など、この世には存在しません。人は「認識」を介して常に世界を見ているからです。当たり前のこのことを書いて、だからどうと言うつもりはありませんが。
 要は、登場人物を色々と描き出すということは、同じ世界の中で様々な認識の仕方をする人物を作り出すということです。これが自分にとっては難関であるので、根本的に物語を書くに向いていません。寧ろ、自分の認識を鋭く研ぎ澄ませていく、研究や論文の方が向いているのかも。

 其処で、現在受講中の「ESD連続講習」用のレポートを書くつもりで、しばらく書いてみようと思います。思いついた順に書くので、ざっくばらんな感じになるかもしれませんが、まずは集めた素材を、文章に書けるように仕込んでいくくらいの気持ちでいこうと思います。

1-1 始めに

 これは僕だけの話かもしれませんが。「社会課題の解決」と聞くと、「社会全体で解決しなければならない課題なんだな」と、義務として受け取りがちです。だから例えば、「SDGsのゴールの中に、『貧困をなくそう』があるな。これからは毎月、給料の一部をユニセフに募金しよう!」という、今までの行動とは別に、「国際貢献をするんだ」という価値判断を加えていくことが、ESDなのかと、勉強を始める前にはなんとなく思っていました。
 言い換えれば、まず「社会課題」がこの世に存在し、それに向かってチャレンジすることに価値を見出すように、教育するのがESDだ、と捉えていた訳です。
 また、「国際貢献」という言葉を聞くと、発展途上国での自然の保護とか、貧困をなくそうとか、言い方は悪いですが「自分よりも恵まれない人たちの為に、手を差し伸べる活動」として捉えていました。
 大学生になって、様々なセミナーに参加するようになった頃から、考え方は変わっていきました。まずはSDGsとESDについて、自分なりに整理しておこうと思います。
                          (22日目に続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?