快速ふつう

「間もなく 3番線に到着致しますのは
 何処までも参ります 『普通』です」

回る 方位磁針と
廻る 遠い自信が
僕は何故か 急き立てて
ロコモーションでも ついてるのかな
爆ぜる火花は 筒を昇って 
何気ない仕草で 弾け飛んでく
彼らがどれだけ 連結しようとも
普通に僕は 走り続けてく

「通過電車、つーか下り電車と、新聞記者にご注意ください☆」

眠る 君の理想に
迫る 意味とシーソーに
僕は何度も 想いをくべて
エモーションたち 捗らないね
刺さる夜風は 僕を昇って
偽りない欲しさで 響け飛んでけ
君が一人だけで 点滅しようとも
普通に僕は 手を差し伸べてく


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