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ばにらさま 著:山本文緒

あらすじ

ばにらさま 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。
わたしは大丈夫 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。
菓子苑 舞子は、浮き沈みの激しい胡桃に翻弄されるも、彼女を放って置けない。
バヨリン心中 余命短い祖母が語る、ヴァイオリンとポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。
20×20 主婦から作家となった私。仕事場のマンションの隣人たちとの日々。
子供おばさん 中学の同級生の葬儀に出席した夕子。遺族から形見として託されたのは。

背表紙

感想
恋愛の嫌な部分を抽出した物語が多いような気がしました。
まだまだ、”恋愛”に対して夢を持っていた自分はかなりショックでした。
あ〜、けれども恋愛がしたい!
面倒でも恋愛は経験したいものですね。

今の時代、恋愛をしなくとも自分の心を満たしてくれるコンテンツがたくさんある。
そんな時代でも”恋愛”をすることの意味を考えさせてくれる作品でした。

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