テレワークの効用

時勢に後押しされて、テレワークというのに取り組んでいます。自社には設備がなく、在宅で仕事ができるなんて思いもよらなかったのですが、取引先と同僚の計らいに甘えて実現しました。

コロナ云々というより、妊娠8ヶ月の妊婦にとってとてもありがたいことです。立ち上がったり歩き回ったり寝転んだり、周りの目を気にすることなく姿勢を変えられるので、むくみやお腹の張りに対応しやすいのです。

テレワーク1日目は、ガヤガヤと自分の仕事に関係ない会話が耳に入ってくるオフィスと違って静かすぎて、なんだか不安になりました。2日目は、静かな環境に慣れて、お昼休みに少し家事を進めてみたりする余裕ができました。チャットと電話会議でも思ったより仕事は進められるのだなと思いました。

そして5日間程テレワークで過ごし、5日目に同僚にちょっとした用で電話をかけてみました。雑談から、報告するほどでもない小さな問題や疑問を抱えているメンバーがいることがわかりました。

チャットはメールよりは気軽です。しかし、やはり考えていることを文字にすると少し頭を使うというか、文字にしようとしてみると、コレってわざわざ文章で質問することだろうか?何かのついでに聞けば良いレベルなのではないか?と会話を控えてしまうことがあります。
それをすべて記憶しておいて、順次解決もしていけるのであれば問題ないのですが、優先度が低いこともあって忘れてしまったり、なあなあにしてしまったりするものです。そして、大抵そういう油断から、トラブルが起こります。ソレだ!というような発見や解決方も、オフィシャルな会議や考察からより、雑談から派生することの方が多いように思います。

ちょっとした声かけや雑談は、やはり大事なんだろうなぁと、話をする相手が目の前にいないテレワークで改めて感じました。文明の恩恵はありがたく受けつつ、使っているのは癖や偏りがある人間だということを忘れずに、仕事をしていきたいです。

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