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映画『Merry Christmas』

本日1月12日公開の映画『Merry Christmas』をINOX Nehru Placeにて鑑賞。英語字幕あり。公開当日とはいえ、さすがに平日昼間なので客席はガラ空きだった。

監督 スリラーム・ラガヴァン
出演 カトリーナ・カイフ、ヴィジャイ・セードゥパティ、ラーディカー・アープテー
音楽 プリータム

ラガヴァンは『Badlapur』『Andhadun』(盲目のメロディ)の監督。いったいどんな展開になるのか、ハラハラドキドキ、気が休まらない。

ごく簡単なあらすじは…。


舞台は、ムンバイと呼ばれる前のボンベイ。時は、クリスマスイブ。母の死に目にも会えず、久々にボンベイの実家に戻ってきたアルバート(ヴィジャイ)が、クリスマスイブのレストランで子連れの美女、マリア(カトリーナ)に出会う。二人が過ごしたクリスマスイブと、クリスマスの物語。


ダンス曲はなし。ただし、1曲、音楽と台詞が掛け合いをしているような不思議なシーンがある。フランスの小説『Bird In A Cage』(Frederic Dard)が原作。どの程度脚色されているのか、わからないが、主要な登場人物はすべてクリスチャンの設定になっていた。欧米のキリスト教圏で好まれる、『クリスマス・キャロル』のような、クリスマスに起きるちょっとした奇跡の物語。
…に、ラガヴァンスパイスをぶちまけているので、一瞬たりとも気が抜けない。きっと…何かが起こる…この台詞には何か意味があるに違いない…。ハートウォーミングなクリスマスのはずが、音楽も映像も不穏な雰囲気を醸し出す。

Badlapur、Andhadunほどのとんでもない衝撃はないけれども、スリリングで胸に来るもののあるサスペンス。かなり良いです。

タイトル『Merry Christmas』は、情報検索しにくいし、何とかならんか、とうっすら思うけれど、やはり「クリスマスの奇跡」であることを思うと、このタイトルしかないかな。

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