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ワクチン接種

長期滞在に備えてひと通りワクチンを打っておくことにした。

情報は、海外旅行関係サイトとか、いろんなところにあるけれども、ひとまずこちら。

在インド日本大使館


通勤時に見かけていた品川のクリニックにて接種。

予約の際、過去の接種歴確認のため、できれば母子手帳持参、と言われた。たまたま最近、高齢の母の身辺整理で出てきた母子手帳やら臍の緒やらを受け取ったところだったので好都合。

一般的にインド長期滞在向けに推奨されている6種類のワクチンを希望して、ドクターに相談したところ、それでよいでしょう、ということで接種スケジュールを決めてもらった。

  1. 狂犬病 … 犬など(犬に限らない)の動物に噛まれることで感染。デリーの野良犬の増え方は異常。10〜20年前にはあんなにたくさんいなかったと思う。発症すれば致死率100%なので最優先で接種決定。1週間後に2回目、1か月後に3回目接種。有効期間は明記されていない(「原則不要」と書かれている)。いろいろ見た限りでは、1〜3年っぽい。Chirorab / Bharat Biotech。 インドのメーカーですやん…。

  2. 破傷風 … 怪我などの傷口から感染。インドの道路はデコボコしてるし、変なモノ落ちてるし、防御力低いサンダルで歩いていたら怪我の危険性が高い。オートやら牛やらに衝突されて転ぶ危険もあるし。死亡率は10〜20%とか30%とかのようなのだけれど、これは21世紀の日本の話。日本でも戦後は致死率80%だったようなので、打つべし打つべし。母子手帳にジフテリアとの2種混合接種履歴があったので、追加接種として1回。約10年間有効。

  3. A型肝炎 … 食品や水から感染。ネパールで感染した、という人に会ったことがあるので、割と身近な危険の予感がするので接種する。致死率自体は高くないようだけれど、QOLと肝臓は大事にしたい。半年〜1年後に2回目接種で有効期間 15年以上。Havrix / Glaxo Smith Kline。

  4. B型肝炎 … 血液、体液を介して感染。自ら危険な行動をするつもりはないけれど、思わぬ事故や事件で他人の血液にさらされる可能性はある。ビーチで使用済み注射針を踏むとか。半年〜1年後に2回目接種。抗体検査推奨。Engerix-B / Glaxo Smith Kline。

  5. 日本脳炎 … 母子手帳を見たドクターによると、接種回数が足りていないようなので、ブースターとして接種。発症すれば致死率30%。1年後に2回目接種。有効期間は書かれていないけれど、3年っぽい。Jenvac。

  6. 腸チフス … 他に比べると優先度が下がるような気がして迷ったのだけれど、推奨されてるんだし、接種しておくことに。治療しなければ致死率15%。1回接種で有効期間約3年。

これだけ全部接種すると、料金は10万円くらいになるらしい。もしかしたら、インドの病院で接種すればよかったのでは?? という疑問が頭をかすめる。狂犬病ワクチンなんて、そもそもインドから輸入してるっぽい…。
今回は、診察料、A型肝炎1回目、B型肝炎2回目、狂犬病1回目で48,070円。自費診療えぐい。

半年〜1年後の接種が日本でできない場合も想定して、基本的に輸入モノで揃えていただいた。インドで追加接種する場合は、外務省のサイトを参照してください、とのこと。

外務省「世界の医療事情」

ワクチン接種手帳がWHOスタンダードでちょっとカッコイイ。



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