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タダチャイ

インドの人々は、甘くてミルクたっぷりのチャイをよく飲む。最近は糖尿病対応か、砂糖抜きとかローファットミルクとかのチャイもあるけれど、とにかくご家庭でも職場でもチャイ。KHSの休み時間にチャイ屋が来ないのが不思議なくらいだ。

そういえば、インド滞在中に、どれくらいチャイをご馳走になるだろうか、とふと思った。たいていの場合、ご家庭内のことなので写真を撮ることができず、note記事にもしてなかった。ちょっと数えてみよう。
ご家庭にお邪魔すると、ほとんど必ず、「水飲む? チャイ飲む?」と聞かれて、これは「ぶぶ漬け」的なヤツなのか、それとも甘えていいのか、正解が分からない。たぶん、飲みたければ飲む、要らなければ断る、でいいのかな、と今のところ思っている。

1杯目
アパート到着初日。管理役員さん(その1)宅でリフトカード受け取り。ちょうど夕方のスナックの時間で、チャイとサモサをいただいた。
別フロアに住む家族も来ていて、3世帯くらいの大人数。ソファに座りきれないので、主婦勢は後半戦? キッチンで食べる? という様子だった。
学生のお嬢さんにメイドのお値段とか、教えてもらった。

2杯目
アムリトサルのチャイ屋さん。日本に住む知人の親戚のお店。知人が電話番号をなくして連絡取れなくなっていたらしく、ビデオ通話を取り次ぎ。2日に渡って訪問して、リムカやらチャイやらご馳走になった。

チャイ屋さん店内

3杯目
クリシュナ・ジャナマーシュタミでお邪魔したお宅にて。皆さん断食中なのに、チャイ、ゲーヴァル、サーブダーナーティッキ、リンゴ等々出してくださった。どれも美味しくて遠慮なくいただいた。

4杯目
グルガオンの知人の知人宅。数日お世話になった。夕方のスナックの時間にチャイをいただく。時々、ノンシュガー。程よく間引いてくださった。日本に長く滞在していた方なので、日本人の好みをよくご存知。こちらでいただいたジャレービーが細めでパリパリで美味しかった!

5杯目
アパート管理役員(その2)宅で8月の管理費支払い。奥様がおしゃべりの相手をしてくれた。そういえば、どこのお宅でも、「水+チャイ+お菓子2,3種類+おしゃべり相手」か必ずセットで供される。「日本は何が有名? 傘?」と聞かれて戸惑うなど。

6杯目
パリカ・バザールの雑貨屋。ヘアクリップ2個100ルピーを購入。ちょうどチャイ屋さんが通りかかったので、「チャイ飲む?」と言われて店先でご馳走になった。バザール的なところではよく見かけるのだけれど、チャイの入ったヤカンと紙コップを持って、チャイ屋さんが各店舗を巡回している。その場では支払いをしないので、月極契約か、掛け売りなのでしょう。通行人でも声をかければ1杯10ルピー(時々15ルピー)で買える。アレだ、ヤクルトレディー方式ですね。
サリー屋さんなど、どっしり店に座り込んで商品選びする時は、よくチャイやらコーラやら出てくるけれど、雑貨屋さんで出してもらうのは初めてだ。たまたま通りかかったからでしょう。

7杯目
アパート管理役員(その2)宅で9月の管理費支払い。いつも「チャイ飲む?」と聞いて、そこから作り始めるので悪いなーとちょっとだけ思う。でも実際に手を動かして作るのはメイドさん。
今日のおしゃべり相手は20代とおぼしきお嬢さん。「2か月も電気無しで暮らしてんの? マジで?」と驚愕される。いやホントにびっくりだよね。

んー、私の住まいでもこういうおもてなしができるといいのだけれど。


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