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子どもの頃の絵本

子どもの頃に読んだ本って覚えていますか?
日本だと有名なネズミの大家族「14ひき」シリーズやネズミのぐりとぐら…
あれ?意外とネズミが多いw

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そんな自分は幼少期にフランスに連れて行かれていたこともあり、フランスの絵本もよく読んでいました。そんでもって、子どものころのお気に入りの絵本がこの「Bon appétit ! Monsieur Lapin」日本語訳はなんとも難しいですけど、”うさぎさん、召し上がれ!”とでも訳しときます。

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こちらの絵本はネズミではなく、うさぎが主役で、そのうさぎがにんじんを食べるのに飽きて、他の動物たちが食べているものを見に行く物語。
カエル、鳥、魚、豚、クジラ、サル、キツネ…と最後は自分がキツネに食べられそうになるお話です。

食べられそうになるだけで結局キツネは耳だけしかかじれなかった。

というなんとも残酷なお話な気がしますが、小さい時その耳をギザギザにしたうさぎさんがなんとも可愛くてしょうがなく、自分はこの物語が大好きで母によく読むようせっついていたのを覚えています。

隣の芝生は青く見えるではないですけど、要は自分の持っているもの、与えられているものもそんなに悪くないということでしょうか?そんな風に捉えています。

ただ、この表紙のうさぎさんの不満顔、にんじんにもう飽きたといって家を飛び出して他の動物の食べ物を見ては文句ばかり言うところがなんともフランスっぽいなーって大人になって読んで笑ってしまいます。

絵本を思い出したのは最近読んだ青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』の中で図書室の司書が『ぐりとぐら』をレファレンスもしていないのに、リストに入れてきて久しぶりに読んだら、意外とうろ覚えでみんな同じ物語を読んでいるはずなのに捉え方が違うことに主人公が気付く場面があったからなんです。

そんなこんなで自分も懐かしくなって子どもの時よく読んでいたこの絵本を引っ張り出しました。いや。引っ張り出したのは嘘。度重なる引越しで当時読んでいた本は行方不明。数年前フランスに仕事で行った際にこれまた小さい時によく立ち寄っていたとてもとても小さな書店に久しぶりに行ったらまだあったので即買いしましたw

なので本棚のかなり手前に置いてあって、でもまた久しぶりに読むとどうしようもなくこのうさぎが愛おしくて、なんなんでしょうかこの気持ち。
なんでそう思うのかも自分でも謎です。

みなさんも久しぶりに絵本を読んでみませんか?意外な発見があったりノスタルジックになるかも知れません。←歳をとったからかも知れませんw

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