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失敗談:その2

これもまた別の大学の図書館にいった時のこと。

冬だったのでブーツをはいていたとき。
これも、前回と同じく、図書館で一通り作業して帰るときでした。
かなり長い階段を降りてました。

気づいたら足を滑らせ、どれくらい落ちたかわからないくらいに落下。
蒲田行進曲の階段落ちくらい、階段を永遠に落ちているイメージ。 
死の直前に走馬灯が脳内にめぐるというけれど、すべての景色がスローモーションで見えた。
ああ、空だな~、景色がくるくるしているよ。
こんなにゆっくりと見えるものなんだな~、なんて案外のんきに思って余裕があったことを覚えている。
この時、そんなのんきなことを思いながらも、まだ20代だったけど、これで人生終わりか?と一瞬覚悟を決めた。

ようやく止まった時、ベンチに座った二人組が見てることに気が付いた。
ゲッと思ったけど、仕方がないので、それなりにがんばってスクっと立ち上がって、階段なんて落ちてませんけど何か?という体で残りの階段をおりました。
目が悪いし、ばつが悪いし、その二人組の様子は見えていないけれど、固まっていたのだけは何となくわかった。

そのときは原因はわからず、疲れててつまずいたのかな?くらいに思っていましたが。
だいぶ経ってからブーツのヒールがびみょうに折れていたことにようやく気づいたのでした。。。

いま考えると大学とか図書館とかが鬼門だったのかも!?