その体調不良は炭鉱のカナリアなのかもしれないね。
なぜだかわからないけど、
ある日突然体調不良に。
お風呂に入っていたら、左腕が痺れて力が入らなくなり、世界がぐるり。立っているのが大変なふらつきを覚え、これは脳の病気と覚悟した。
やっとのことで風呂から上がり、救急車を呼ばなくちゃと遠くで思いつつも、それさえしんどくて、とりあえず塩を舐めて水を飲み横になる。
翌日痺れはだいぶ軽減して、今すぐ死ぬ感じではないなと一安心。全身が浮腫んでる。こんなことは初めてだ。特にふくらはぎと頭皮。
何かがおかしい。
台所に立つのも辛く、気力で乗り切れること以外は横になって過ごす。
何度計っても熱はない。
目眩、浮遊感、眼の奥の痛み、下腹部違和感、右足親指痛、喉違和感、息苦しさ、体力消耗。
命が削られるような危機感。
熱中症?脳の病気?貧血?更年期?
異常な怠さに、ふと鏡に向かってあっかんべー。
あっ、知ってる。この白さ。
9年前に息子が溶血性貧血になった時と同じ。
日ごとに少しずつ体調は上向き、体調急変から約10日でだいぶ体力と血色が戻り、ようやく病院へ行くことにする。
脳神経外科を受診し、経緯と症状を話したところ先生は苦い顔。「脳の可能性ありますね。。。」と。
私も覚悟しつつ、MRI撮影。
結果は何もなく、とても綺麗な状態ですとお褒めいただく。
では、念のため血液検査をしておきましょうかと。
結果、異常なし。
気になると言えば、ビリルビンの値が少し高いことくらいですねと先生。
安心したけど、疑問は深まる。
この体験したことのない体調不良はなんだろう。
一つだけ心当たりは、体調急変の前日のこと。
仕事でマッサージをしたクライアントさんはワクチン接種翌日の方だったこと。
まさかな、、、と思いつつも、ネットで検索してみるとたくさんの経験談が見つかった。
私の知識では科学的に証明することはできない。
が、本能はきっとこれだと教えてくれている。
シェディングや伝播という現象らしい。
その後、さらに10日ほどかけて体調は回復し、気をつけて生活している。
今は時々軽度ではあるが似たような経験をするので、自分の身体に何が起こっているのかを注意深く観察している。
振り返るとこれは幸いだった。
なぜなら、私の場合は急激な体調悪化のおかげでシェディングや伝播の可能性を疑うことができたから。
軽いときは、泥のように眠る、だるく疲れやすい、頭痛、鼻水、目のヒリヒリ感、筋肉の強張り、など見逃しやすい症状が多く関連に気付けなかった可能性が高い。
この話をすると、信じてもらえないことが多い。
頭がおかしいと思う人もいるだろう。
理解されにくい話だとはわかっている。
それでも、どこかで謎の体調不良を経験している人に伝えたい。
その体調不良は炭鉱のカナリアかもしれないよって。
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