マスクを外せない子ども達の現状
我が子が通う中学校は、年度初めに「今年は行事を復活させる一年としたい」という抱負を掲げた。実際全てとはいかないまでも、多くの行事が復活した。そこはとても感謝している。
でも、本当にこれでいいのか?
運動会の100m走はほとんどの子がマスク。
合唱の発表もマスクのまま歌う。
宿泊体験も、入浴と食事以外はマスク。
就寝時ももちろんマスク!
もちろん、普段の給食は未だに黙食。
黙って前を向いて食べる。
黙って聴いている授業中、発言時以外もずっとマスク。
修学旅行も今年の3年生は無事行けたが、その目標が「感染対策をしっかりして、全員コロナにかからずに無事帰ること。」
大丈夫か???
気持ちはわかる。
修学旅行を無事成功させて、次に繋げたいという意気込みはわかる。
集団という立場上、クラスターを出すわけにはいかないと。
でも、そろそろ受け入れませんか。
感染者としてカウントされている数は、陽性者であって発症者でなないということ。
無駄にPCRを受けない、受けさせないこと。
マスクは時と場合によっては否定はしないが、マスクで全てを防げるほどの防御力ではないこと。
ほとんど重症化しない子ども達には、変なプレッシャーを与えず「感染しても大丈夫だよ。だから、安心して日常を送ってね。」と言える空気を作れる大人であること。
「周りへの思いやり」「お年寄りを守るために」という、一見優しそうな言葉で子ども達にマスクやワクチンの強要をやめること。
実際ほとんどの大人は体感しているはず。
そこまで恐れる必要はないことを。
特に、東京や大阪などの大都市で生活する大人は既に知っているはず。
あれだけの満員電車でも、バッタバッタと人が病に倒れていかなかったことを。
マスクをしてもしなくても、感染者と言われる数は関係なく増えたり減ったりしていたことを。
そりゃ、大人はいいさ。
臨機応変に使い分けられるから。
建前で忖度マスクだって簡単にできる。
マスクさえしていれば、変な人、面倒臭い人と思われない。
でも、子ども達、大人が思っているより深刻なんだよ。
自分で考え、判断する力が育っていない。。。
11月に持久走大会があった。
「走る時はマスクを外すよう指導しますが各家庭の判断に任せます。」と学校のお便り。
当日の様子を見ると、約半分がマスクの印象。
何より衝撃だったのは、周りに誰もいない状況で息を荒げて苦しそうに走っている子がマスクを少しだけ浮かせて空気を吸っていた姿。。。
苦しいなら外せばいいのに。
そんなに苦しそうなのに、外さないのだ。
いや、外せなくなっている。
体が酸素を必要としているのに、自分で考えて判断してマスクを外すことができない。
周りに誰もいない広い屋外で。
体が酸素を求めているのに、体の要求より世間体を大事にしている。
もはや、自己判断で自分の命を優先できなくなっている。
この国は大丈夫なのだろうか?
ずっとさざ波程度の日本で子どもへのマスク強要の2年間。
「マスクは出来るだけ外すんだよ。出来るだけしないで欲しい。大事な脳に酸素がいくように。」と伝え続けてきた我が子でさえ、休日に8kmのジョギング行く時にマスクをしていたことに衝撃を覚えた。
みんながしているからと。
ほとんどの子がしているんだよ!と。
お母さんは頭がおかしいと。
おかしいのはどっちだろうか?
部活や遊ぶ時に、じゃれ合って、おしゃべりして、マスクしないでサッカーして、ずっと過ごしていて、走る時にマスクをする。
何の意味がある?
もちろん、花粉症や保湿、すっぴん隠しなどなどマスクの全てを否定するつもりはない。
コロナ前だって一定数はマスク愛用者がいたのだし、私も必要な時はする。
でも、このマスク。
待っているだけでは誰か偉い人が「はい、今日からマスク外していいですよ。」とはならないよね。
せめて、大人が屋外だけでもマスク外す姿を子ども達に見せないと。
室内でマスク外して散々飲み食いしておしゃべりした後に、まるでコートを着てマフラーをするようにマスクを着けて外に出る。
そんな変なドレスコードみたいなこと、まずは辞めてみませんか?
小さなことに思えるかもしれないけど、そんな小さなことの積み重ねが子ども達を自由にする。
子どもの心に余裕を与える。
99%の人がマスクする社会から、せめて50%くらいになるように。
いろんな大人がいるんだな。
いろんな考えの人がいるんだな。
そんなことを簡単に子ども達に伝えられる手段でもあるんです。
マスクをしていたら社会的には楽かもしれないけど、目の前の知らない小さな子どもの為と思って屋外でマスクを外す大人が増えて欲しい。
今、切実に願います。
マスクの効果については賛否両論あることは理解しています。
ですから、まずは屋外でのマスク。
そこから始めてみませんか?
エビデンスなどの話になると、そこまでの詳しい説明は私にはできません。
子を持つ一人の親として、少しでも今の子ども達の現状を知ってほしくて書きました。
科学的根拠を求める方には、本間真二郎医師の著書「ワクチンよりも大切なこと」をお勧めします。
ニュートラルな視点で子どものマスクやワクチンについても書かれている、わかりやすい良書と思います。
テレビを消して本を読もう。
子ども達の姿を見よう。
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