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オチはあるが、為にはならない話。

ちょっとピタッとした洋服を着て、
少し太ったのだと、実感しました。

駄目だな〜、仕事を辞めるって。

今、ベッドに寝転がりながら文章を書いていますが、横には干しっぱなしの洗濯物があります。
何日前に干した洗濯物でしょうか。

「洗濯物を畳んでしまう」という家事は、とっくの昔に忘れました。

駄目だな〜、仕事を辞める前から。

私とリアルで交流がある方からは殆ど、
「しっかりしている人」だと思われています。

仕事や家事はきっちりとこなし、
きちんとメイクを落として寝て、
迷わず、無駄な事はせず、
いつもきちんと、自分の進むべき道を進んでいるのだと。

周りにこう思われ過ぎている為か、イメージと対極にある私の生活を、中々人には言いづらかったりします。

私の生活がどう駄目かと言うと、
例えばこうです。

リビングから廊下に出る動線に、最近偶々使ったけれど普段は使わないバッグや、一回だけ目を通してから捨ててしまおうと考えている小冊子の様な、生活に必要があるかないか微妙な物が少し散乱しています。

そしてその、散乱したアレコレを、一旦それぞれの定位置に戻せば良いのですが、それがどうも面倒で、やる気にならない。

結局、リビングから廊下に出る度に、その散乱の山を越えていかないといけなくなる。
何か忘れ物をした時は、また飛び越えてリビングに戻り、もう一度飛び越えて、廊下に出る。

急いでいる時、上手く飛び越え損ねて、何かにぶつかる。

でも、片付けない。

偶に大きくぶつかる時がある。

そんな時は、その原因となっている大きいブツだけ、部屋の片隅に追いやる。

でも、全部は片付けない。

そんな生活なんです、私。 

出来たら、今まで出会った人に、このエピソードを、メールで一斉送信したいくらい。
これから出会う人には、名刺の裏にこのエピソードを書いておきたいくらい。


このズボラな性格は母親譲りだと、ずっと思っていました。

幼少期から見ている母親は、あまり掃除好きな様子ではなかったので。

実家のリビングのテーブルは、いつもテーブルの茶色が見えないほど物が散乱し、更に入りきらなかった物達が、床に侵食していました。

ところが、去年1人暮らしを始めて、久々に実家に帰ってみて驚きました。

あんなに散らかっていたテーブルの上が、とても綺麗に片付いていました。

その時私は、初めて分かったのです。

ズボラだったのは、母親に似たのではなく、単に私の性格だったのだと。

どうも人は、良い所は自分の力だと思い、悪い所は親に似たんだと、思い込む節があらようです。

これからは、こう考える様に改めます。

「可愛い」と言われた時は両親のおかげ。
「太ってる」と言われた時は私のせい。


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