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降水確率と「雨」と言う天気について

豪雨や雨に関連した災害が多くなっている昨今、「降水確率」についても言われることが多くなってきたため、もうご存じの方も多いと思いますが、ここで再度おさらいしておこうと思います。

降水確率は「1時間に1㎜以上の雨が降る確率」のことで、「1時間に1㎜以上の雨」が10回のうち何回降るかを示しています。あくまで「降る確率」であって、雨量の多さを示しているのではないことは、ご存じの方も多いかと思います。100%は大雨が降ると言う意味ではありません。

ここのポイントは「1時間に1㎜以上の雨」と言う点です。天気判定についてはまた別途記事にしたいと思っていますが、「雨」と言う天気は「1時間に1㎜以上」と言うのが基準で、1時間の雨量が0.9㎜だと曇りの判定になってしまいます。この辺が一般の感覚と大きく違うところです。0.9㎜も降れば洗濯物は十分濡れます(´・ω・`)雨と判定して欲しいところですが、現状ではそう言う判定にはなっていません。「1時間に1㎜」未満は天気としては「曇り」の判定です。

よって、パラリと降った場合でも「1時間に1㎜未満」の場合は曇り判定なので確率判定の「10回中〇回」のうちには含まれません。降水確率が低いのに雨が降ったじゃないか、と感じる場合も多いと思いますが、実はこういう理由で雨に判定されていない場合があります。

また予想降水確率30%の時は予報官がかなり悩んで発表しています。「降るかもしれないし、降らないかもしれない…う~ん(´・ω・`)」とかなり悩んでいます(予報官談)なんせ10回中3回は降ると言う表現。かなり微妙じゃないですか?こういう時は予報を見る側も「予報官が悩んでいる。念のため雨具を準備していこう」と心づもりをしている方が無難です。また予想は変わりますので、最新情報で確認しておくのも大切ですね。

こちらでは天気予報を上手に活用する方法を書いていきます。情報の見方が分かれば自分でうまく利用できるようになります。天気予報をうまく利用して生活に役立てていきたいですね。

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