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雇用保険料はどうやって計算されているの?【雇用保険料】

こんにちは、ナカハラミヤコです。
今日は、「雇用保険料はどうやって計算されているの?」という質問にお答えしたいと思います。

1.雇用保険の加入対象者とは

雇用保険の加入対象者とはどのような人をいうのでしょうか
以下の3つの要件を満たす人は雇用保険に加入します。

1.雇用保険適用事業所に雇用されていること
2.1週間の所定労働時間が20時間以上であること
3.31日以上の雇用見込みがあること

雇用形態がアルバイトやパート等であっても、また本人の加入希望の有無にかかわらず、要件を満たすと強制加入となります。

2.雇用保険料率について

毎月の給与から控除されている雇用保険料、どのように計算されているのでしょうか
雇用保険の保険料は、賃金の総額に保険料率を乗じて計算しています。
雇用保険料率は、事業の種類によって設定され、「一般の事業」「農林水産・清酒製造の事業」「建設の事業」の3種類に区分されています。

雇用保険料も社会保険料と同様に労働者と事業主の両者で負担します。

出典:厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク

3.雇用保険料の計算方法

雇用保険の計算方法について具体例を記載します。

例1)総支給額20万円、一般の事業の場合
労働者負担 20万円×3/1000=600  
事業主負担 20万円×6.5/1000=1300

労働者負担額600円、事業主負担額1300円

↓ 雇用保険を計算してくれるサイトです。

~まとめ~

雇用保険料は、賃金の総額に保険料率を乗じて計算しています。月々の雇用保険料が異なるのはそのためです。
雇用保険の加入要件は、雇用契約書の内容で判断します。勤務実態が残業等により毎週20時間以上であっても、雇用契約書の内容が20時間未満であれば、加入要件を満たしません。
雇用保険への加入を希望されるのであれば、会社と相談して、雇用契約書の内容を実態に合った内容にし、雇用保険に加入してもらいましょう。

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