悪手の先の拾う神(だったのかも)
住民税の延滞利息
私は、2年前に大泣きした区役所税務課のカウンターで領収書の発行を待つわずかな時間、少しばかりの達成感に浸っていた。約10年で120万円にまで膨れ上がった住民税の滞納分最後の納付を数分前に終えたのだ。
担当職員の方が領収書を片手に戻ってきて達成感満喫タイムは終了。そして利率14.6%の延滞利息約35万円の話に入ったところで、私は思わず
「うわー、けっこう辛い(苦笑)でもあと少しがんばりますね」
本音ダダ漏れ発言をしてしまった。
2年間毎月通っていたのだ。多少は気心が知れている。ここで担当職員の方が「少しお待ちくださいね」とふたたび席を立った。
ほどなく上長の方が来て、目の前の椅子に腰を掛けて話し始めた。
「このたびは納税にご協力いただきありがとうございました。今後は遅れることなく期日までに納付してくださいね(にっこり)」
さらに話は続く。
「利息が残っている状況ですが、毎月足をお運びのうえでとても誠実に対応いただいたので、3か月分はお支払いいただくのですが残りは免除とします。利息分は持参ではなく振り込みしていただければ結構です。」
まさかの内容に目を見開き多分口をあんぐり開けて絶句していた私の顔を見て、上長さんはうなずきながら微笑んでくださった。
かたじけなかった。ありがたかった。感謝の気持ちが募り、大きな声で「ありがとうございました!」と叫びたかったが、深々とお辞儀するにとどめて2年間毎月通った税務課を後にした。
こうして、銀行口座差し押さえ~納付方法まで超ハードモードの住民税の納付をほぼ終えた。経験したことはないけれど・・・仮出所した気分だった(笑)
父の急逝とその後のこと
少しさかのぼり滞納住民税の納付を終える数か月前の春、父が急逝した。
父には貯金がなく葬式費用もなかったので、妹とお金を出しあい簡単な火葬式のみを行った。これもキャッシングだが致し方ない。
父が一人暮らし(両親は離婚)していたマンションは、小汚くてとにかく物が多かった(中略)それらを整理をして売却にこぎつけ、梅雨入りする頃には私の手元に100万円が分配された。残りは地元で結婚して子供が2人いる妹にほぼ譲った。妹には負担をかけっぱなしだったので当然のことだ。
尚、この100万円は、以下のかたちでありがたく活用させていただいた。
父とは特に私が思春期に入った頃から全くソリが合わず、母のこともあり(中略)だったが、この100万円については素直にありがとうと思っている。
新しいクレジットカード
じつは、上記③の引越しのタイミングで新しいクレカを作った。
今はPaypayカードとなったYahooカードだ。
当時行っていた、カードの新規登録+カードショッピングによるポイントバック合計最大2万円分のキャンペーンを活用し、引越しに伴う買い物の現金支出を抑えようという思惑だった(そして中古の冷蔵庫などをポイントで購入した)。
収入が減っていることもあってカード審査は少々不安だったが無事通過。最初に設定された枠はショッピング10万円のみ(キャッシングはつけていない)。私には十分すぎる額だった。
なお、当然ながらカード利用=一括払いのみにしています。
リボはダメ、絶対。ダメ。だめ。
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