やせる経済学 世界でいちばん経済合理的に 体重を減らす方法 ロバート・バーネット クリストファー・ペイン
「やせる」と「経済学」
という言葉の組み合わせに
心魅かれて手に取った一冊。
が、原題は、
「Economists’ Diet」
経済学者たちのダイエット。
というわけで、
果たしてこちらが、
「ダイエットの本」
(Economics for Diet)
と銘打っている裏で、
もしかしたら
「経済学が痩せる」
(Economics Looses Down)
という、
現在の経済学を批判する
陰の意味が潜んでいるのでは?
という思いもあったのだが
それについては
杞憂に過ぎなかった。
とはいえ、
「やせる」と「経済学」の
組み合わせを
この書評のフォーマットである
食べものに例えるとするならば
「ハンバーグカレーのような一冊」
という言葉が
しっくりきそうだ。
やせるのに向いているか
向いていないかは
別にして、
「ハンバーグ」も
「カレー」も
各々おいしいのだが、
一つの皿に盛った途端、
「両雄並び立たず」の感が
どうしても否めない。
お互いがお互いを
打ち消しあってしまっている
とも言える。
せっかくだから、
やせるの
経済的価値について
(たとえば、食費が減るとか
医療費が減るとか)
にでも言及してくれていたら
よかったのではないかと
思ったりした。
とはいえ、
経済学者たる著者たちは、
自らの「やせる」を
「経済学」になぞらることで
より効果的に成功させ
継続、維持している
ということは
れっきとした事実で、
賞賛に値する。
たとえ「経済学」に馴染みがなくても
いざ「痩せよう」と意気込んで
ダイエットに臨むにあたって
まず読んでみる価値は
十分にあると感じられる。
それはこの考え方を活かして
痩せた、
また今もそれをキープしている
という紛れもない事実に
触れることができるからだ。
本書の詳細はこちらから➡️
やせる経済学
世界でいちばん経済合理的に体重を減らす方法
ロバート・バーネット クリストファー・ペイン
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