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苦しんで覚えるApexLegends #1

※この記事はApexLegendsの実力に伸び悩んでいる方に向けて、上達へのひとつのきっかけになれるよう自分の経験や考えをまとめたものになります。あくまで一個人の意見ですので、「こういう考え方をしている人もいる」程度で参考にしていただけるとありがたいです。ご意見・ご質問などあれば是非コメント欄の方へお願いします。

前置き

いまくらいの気候がずっと続けばいいのに、と嘆いているKAKUT4Nです。

ここ最近色々な人とApexをやっているんですが、その中で「みんなあまり考えてApexをプレイしている訳ではないんだな」と実感することが多々あります。
VALORANTやEFTなどと比べるとかなりカジュアルなFPSなのでそういう人たちも多いのは理解できますが、だからこそ明確に考えを持ってプレイすることで、他の人たちよりもより優位に、より早く上達することができると思います。
当然、みんながみんな上手くなりたいと思ってやってる訳ではないよという意見もあると思います。が、それはさておいて今回はApexLegendsをもっと上手くなりたい・もっと強くなりたいという人たちに向けて、上達のレールになるような記事を目指していきたいと思います。
私もまだまだ成長過程なので、今後何度も記事に改訂が入ることがあると思います。その時はそれがわかるように追記していくので、どうぞ温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

先に筆者のApexのステータスを載せておきます。
これは自分の実力を保証するというよりかは、自分より上手い人はこの記事を参考にしないでほしいという意味合いが強いです。
もし私より強い方が見ていただいているのであれば、私の記事の中で間違い探しでもしてコメントでご指摘いただければと思います。

Apexステータス(2022/04/18時点)
プレイ時間:約4000時間(Season0からプレイ)
Season8,9,12:マスター
FPS歴:BF,R6S,EFT等
プレイスタイル:マウス&キーボード

とにかくプレイ時間

いきなりメインディッシュになってしまいますが、上達する上でもっとも重要な要素はプレイ時間です。
はっきり言って、時間がたくさんあって正しく時間を消費していれば誰でもセミプロくらいの実力にはなれます。
「私は他の人ほど才能ない」と嘆いている方、4000時間やれば絶対私より上手くなると思います。それくらいプレイ時間は重要であり、私は才能がございません。

ただ気になった方もいるかもしれませんが、正しく時間を消費しなければ意味がありません。この正しくというのがかなり厄介で、ただぼーっとプレイしているだけでは、恐らく早い段階で実力が頭打ちになってしまいます。私にとってガチ勢とエンジョイ勢の一番の差が、この正しくという言葉に現れていると思います。
(※この正しくはすべてのプレイヤーにとって正しいものではありません。この記事はApexを上達したいプレイヤーに向けての記事であり、そういった人たちにとっては正しいという意味です。雰囲気を良くしながら楽しくゲームがしたいという主旨では正しくないこともあります。)

で、正しく時間を消費するとは何ぞや、という話になると思います。簡単に説明するとちゃんと考えてプレイしているかです。
例えば戦いの中で漁夫が来て負けてしまった場合、「あー漁夫られたおもんな」と言って次の試合に行くのは正しくないプレイです。この考え方のままでいくと、漁夫が来た場合は必ず負けることになり、ランクマッチでは漁夫が怖くて終盤までキルポを拾えないムーブが定着してしまうでしょう。
(まぁそういうムーブでもダイヤ4くらいまでは盛れてしまうのですが、そのままだと一生自力でマスターを踏むことなくApexのサ終が来ることになると思います。)
この場合の正しいプレイは「どうやったら漁夫に勝てたか」あるいは「どうやったら漁夫されずに済んだか」を考えることです。何も、プロのように反省会の場を設けて30分1時間ネチネチと説教する必要はありません。次の試合のマッチングをしながら、ドロップシップの画面になるまで「さっきの試合どうしたら生き残れたかなー」とダラダラ喋ったり考えたりするだけでいいのです。それくらいのちょっとした反省を入れるだけでも、明確に戦績が変わってくると思います。

正しい反省の仕方

ここで、もう一つ大事な点を説明しておきます。反省する上で必ずやってはいけない事があります。それは以下の3点です。

・味方を過剰に責めること
・エイムのせいにすること
・相手をチーター呼ばわりすること

この3点は絶対にやってはいけません。というかこれでは反省する意味が全くありません。ひとつずつ詳しく解説します。

まず味方を過剰に責めること。これはチームの雰囲気を悪くしてしまうと同時に、自分の反省点を味方に押し付けてしまうことになってしまいます。
パーティーであれば、せっかく一緒にゲームしてくれる人がいるのに、雰囲気が悪くなって解散して疎遠になってしまうのは非常に勿体ないし悲しいです。
そして野良であれば、野良を責めたところであなたの成長に繋がるものは何もありません。もちろん本当にどうしようもない野良がいるのは事実ですが、それを逆手に取って自分が何とかできたであろう部分まで野良のせいにしてしまっては、自分より上手い人がいないと何もできないクズ人間になってしまいます(そして自分も昔はそうでした)。自分より弱い野良にイライラする気持ちはわからなくもないですが、それくらいであればフレンドとやるなりTwitterやDiscordの募集を使うなりするべきです。あなたの自尊心があなたの成長を妨げていることをいち早く認識すべきです。

次にエイムのせいにすること。たまに相手にプロだったり化け物みたいなエイムをしたりする相手が来ることがあります。そこで負けた後やってしまいがちなのが「相手のエイムが良かった」という反省の仕方です。
もちろん負けた理由の一つとしてエイムの差はあります。ですが、それを反省してじゃあ次の試合からその相手に勝てるエイムが出来るでしょうか。多分出来ないですよね。
エイム力は戦闘面で非常に大事な要素ですが、残念なことに一朝一夕で上達出来るものではありません。何ならこれがFPSにおいて最もセンスに左右される要素であるとまで言えます。私もPS3時代から含めかれこれ10年以上FPSをやっていますが、知り合いの方でFPS歴2ヶ月の人にエイム力で圧倒されたことがあります。それくらいどうしようもないことなのです。
つまり何が言いたいかというと、エイム以外の部分で反省点を探そうということです。エイム以外の部分でも、反省できる場所は実は山ほどあります。
例えば相手にワンマガジンで倒されたとすれば、それだけ自分の身体が野ざらしになっていたという事になります。つまり遮蔽をもっと上手く使って自分の身体を晒す面積を小さくしたり、あるいは撃ち合いにストレイフを加えるべきであった可能性があります。また、グレやスキルを使って事前に上手く敵を動かすことが出来たかもしれません。このように例えワンマガジンで溶かされたとしても、改善案は実は無限のように存在します。
普段から相手の方がエイムが良かったとしてもどうすれば勝てたかを追求することで、あなたの立ち回りがより洗練され、ひいては『エイムは良くないけどなぜか強い人』になることが出来るでしょう(なおあまりクリップ映えはしません)。

最後に相手をチーター呼ばわりすること。これはApexになってから本当によく見るようになった気がします。
1点目で述べたのと似たように、相手がチーターなら負けても仕方ないという考えを盾に、自分の反省点を覆い隠そうとする人はやっぱり結構います。そしてその5~7割くらいは相手はチーターじゃなかったっていうオチだったりします。
まぁ何が一番悪いってチートを使う奴とそれを放置する運営なんですけど、疑心暗鬼になるあまり自分の都合のいい言い訳に利用してしまうのは、外目に見ていてもあまり気持ちよくないですね(特に某有名ストリーマーがノックされる度に『C』ってコメントが並ぶ風景が本当に気持ち悪いです)。
私は最近ではもはやチーターに殺されても「まだ何かやりようがあったんじゃないか」って考えるようになっています(笑)。実際チートに手を染める人間の大半は立ち回りがガバガバなので、こちらが100点満点の立ち回りをすれば結構勝てることがあります。そんなチーターを運良く狩れないかと日々トライする私はもはや病気ですね。
ちなみに某有名元プロゲーマーさんと某有名配信者さんが、これまた某有名チームコーチさんをチーターに仕立て上げて動画で晒して大炎上した事件は、今ではもう知らない人も多いのでしょうか。

上達へのショートカット:キャリー

これはちょっと賛否分かれるというか批判されるかもしれませんが、上手くなる上で最も効率的な方法を紹介します。それはキャリーです。
キャリーって言うと悪いイメージを抱いている人が多いと思いますが、恐らく皆さんは、自分より遥かに上手い味方を連れてランクに行って実力以上のランクになってる人たちのことを想像していると思います。私の言いたいことはそのRPという結果ではなく、むしろそこまでの過程を指しています。

ここで少し、私の好きなF1の話をしましょう。
F1という世界は厳しいもので、F1ドライバーになれるだけで奇跡のような確率です。なのに、その世界で全く光り輝けずにシートを失うドライバーというのは山のように存在します。
では表彰台の頂点に立てるようなF1ドライバーとそうでないF1ドライバーは一体何が違うのでしょう。
ドライビングスタイル、性格、フィードバック、持ち込みスポンサー、色々あると思いますが、その中でも私はが重要だと思っています。結局運ゲーかよと思った方いるかもしれません。でも多分そういう事じゃないんです。
マックス・フェルスタッペンというF1ドライバーがいるんですが、彼は2016年の序盤までは中段チームに所属していました。ある日、ランキング2位のチームから急遽1人ドライバーが抜けることになってしまい、その代役として姉妹チームに所属していたマックスが昇格することになりました。といっても当時のマックスはチームメイトとほとんど同等の成績であり、ただ純粋に若くて将来性がありサラリー(契約金)が安いという理由でマックスが選ばれました。ところが、その昇格直後でシート合わせすらまともに出来ていないデビューレースで、ランキングトップチームの2台が同士討ちして両リタイア。さらにチームメイトと作戦を分けた結果、不利と思われたマックスの作戦が見事に成功し、歴代の記録を大きく上回る史上最年少優勝(18歳227日)となりました。この奇跡のようなレースが拍車をかけ、その後のレースで次々と優勝。そして昨年には直近4年連続ディフェンディングチャンピオンであったルイス・ハミルトンを抑えて見事ワールドチャンピオンを獲得しました。
(※ここまで長々と付き合っていただいてすみません。F1に興味無い方は「ここで少し、~」からは読み飛ばしてもらって結構です(笑)。)

で、ここまで来たら察しがつくと思うんですが、要は成功体験があるのと無いのとでは大違いなのです。例えそれがたまたま運によるものだったとしても、成功体験は自信をつけさせ、成功するビジョンを作らせ、次に成功させる確率を大幅に上げます。そしてその成功体験を手っ取り早く得ようというのがキャリーな訳です。
もしフレンドに強い人が2人いたらめちゃくちゃチャンスです。強い人とそうでない人とはムーブが全然違いますし、初めてやった時はついていくので精一杯だと思います。しかしそれを繰り返すことで段々と強い人たちのムーブが自分の感覚に馴染んでいき、自分の中に勝てるビジョンが作れるようになります。ここまで来れたらあとはトントン拍子で上手くなっていくことが多いです。

しかし、この手法は副作用というか、デメリットになりやすい点が1つあります。それは、キャリーされていないときに先述のように『味方を勝てない理由にしてしまう』ことです。
あくまで最初はキャリーしてくれる人が強いからこそ出来るムーブであり、同等レベルの人が味方にいなければ1人では成立しないでしょう。それを勘違いしてしまって「味方のせいだ」という考えになってしまうと逆効果になりかねません。そのため、キャリーされている場合はちゃんとキャリーされている自覚を持ってプレイすることを推奨します。

+αとして、強い人にアドバイスを求めることができるというのがこの手法の大きな強みです。
最初のうちは、やはり反省の仕方が間違ってたり、反省すべき点を正しく見つけられなかったりする事が多いため、1人で上達するのはある意味それはそれでセンスが必要になってしまいます。
ちゃんとアドバイス出来る人が近くにいるのであれば、アドバイスを積極的に求め、何が正しくて何が間違っているのかを明瞭にすることで、より早く上達への道を辿ることができます。

最後にキャリーする側の強い人たち、あるいはこの記事を読んでいつかキャリーする立場になるであろう人たちへ。
キャリーするのであれば遠慮せず思いっきり好き放題キルムーブして下さい。そしてダメな点は萎えさせないレベルでちゃんとダメ出ししてください。スマーフは喜ばれる行為ではありませんが、やるならせめてその人の成長に繋がるようなものにして下さい。

#1おわり

ということで長々と読んでいただいてありがとうございました。
#1とあるように、今後もデバイスとか姿勢とかも含めたApex上達ガイドを書いていきたいと思っています。
ただ筆者はかなり気分屋なので、そのまんま数ヶ月放置したりするかもしれません。
嬉しい反応があればその分やる気が出るので、よければ感想などなどいただけると幸いです。
それでは、Bye Bye, SQUAD!!

Twitter: かくたん(@mangeBBproject)

Twitch: かくたん(mangeboboproject)


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