ラビリンスワールド【連続小説】(その19)
第五章:転換点
ユウカの指定する場所に行き、ユウカの指示に従って仕事をし、給料をもらうという生活を数年続けたある日の昼にカフェの窓側の席で外を見ながら休憩していた。
しかし、ユウカの奴は相変わらず人使いが荒いな、これだけの給料じゃ割に合わないな、などといつものように考えていた。そこに、最近ユウカのところに来たナナとミサキが大きな声でしゃべりながらカフェの前を通り過ぎていった。
ナナ「なにあの、ショウってひと。暗いんですけど」
ミサキ「そうそう。暗くて気持ち悪い。それに臭い