『 友達 』 - 加来幸樹の幸辞苑 #002 -
「・・・だって俺たち、友達だろ?」
実際に使ったり使われたりしたことがある人がどのくらいいるかわかりませんが、このフレーズの使わ れ方に「友達」という言葉の定義を考えるヒントを感じました。
このフレーズの意図するところは、明確な利害関係や理由がなくともあなたのために具体的に行動したり何かを費やしたりすることを厭いませんよっていうこと。
そういえば、投資家として活躍している先輩も「いい経営者には、いい友達がいる。」って話してくれたのを思 い出しました。
失敗したりピンチに陥ったときにも味方になって助けてくれる人。ビジネスの場面に限らず人生に欠かせない存在ですよね。
ではなぜ友達は自分を助けくれるのか?
あなたはなぜ友達を助けるのか?
ちなみに先述の投資家の先輩は、友達が大切な理由として
「人生において思い出ほど価値のあるものはないから。」
みたいなことも言ってくれたんですが、個人的にもすごく共感しました。
楽しいときも嬉しいときも悲しいときも苦しいときも、やっぱり「独り」より「友達」といるほうが、それはいい思い出になると思うから。
そのために、みんな無意識下かもしれないけど「友達」にある種の投資を続けているのではないでしょうか。
つまり「友達」をあえて説明的に表現するならば
「人生のいい思い出を共にするために、互いにいい感じに投資し合える存在」
ってことかもしれません。
いい思い出もいい感じの投資も人それぞれだと思うけど、その感覚さえ近ければきっといい友達になれるはずです。
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