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自分を好きになる方法

自分を好きになるって実はとても簡単です。


自分に条件をつけない。


たったこれだけ。

何それ、どういうこと?
と思われるかもしれません。

別の言い方をすると、
私たちは条件さえつけなければデフォルトで自分が好きなんです。
なので自分を好きになるために達成する必要のあることは本当は何もないんですね。

何言ってるのかよく分からないよ、という人には、ちょっとした質問をします。

自分自身について、好きなところ、嫌いなところを思いつくまま書いてみて下さい。これ以上もう何も書けない、というところまで書いてみて下さい。
何日かかけて書いても構いません。

書けましたでしょうか?

さて、好きなところ、嫌いなところそれぞれいくつありましたか?
好きなところと嫌いなところ、どちらが多かったでしょうか?

好きなところが多いという方、素晴らしいです。
是非、自分の好きなところを大事にしてください。
嫌いなところが多いという方、おめでとうございます。
それが、貴方が貴方に課している条件です。

貴方が貴方を無条件に愛さない、
認めないために貴方がでっち上げた条件です。

これがあるから私はダメ。
これがないから愛される資格はない。
あれがない私は幸せになってはダメ……

「これがあれば(なければ)私は自分を好きになれる」のに、というのは裏を返せば「これがない(ある)私は自分を好きになれない・好きになってはダメなんだ」と言っているのと同じです。
望む自分に焦点を当てているようで、そうでない自分に焦点をあて、「許せない」と言っているのです。

○○でない自分は許せない。
△△である自分は愛せない。

だから自分から許されたい貴方はその条件を何とかしてクリアしようとするのです。自分自身に許してもらうために。
他人から認めてもらうためにやろうとしていることも、実は根っこは同じです。
「他人から認めてもらえない自分では自分を愛せない、認められない」と自分で自分を責めているのです。

先程「おめでとうございます」と言ったのは、クリアする必要のない条件を認識できたからで、それはつまり貴方がそれらを手放して自由になれるということだからです。

好きなところ嫌いなところは裏表


ところで、それらの条件はいずれも自分が思っているほど確固たるものではありません。

先ほど、好きなところと嫌いなところを書き出して頂きましたが、実は好きなところも嫌いなところもコインの裏表であり、何かの拍子で裏が表に、表が裏に変わるくらい不確かなものなのです。

例えば、貴方が「脚が長い自分が好き」と思っていたとします。
しかし、大好きな人が「脚の長い人といると自分が見劣りしているように感じられるから、脚の長い人は嫌いだ」と言っているのを聞きます。
その途端に、自分の好きなところが嫌いになるかもしれません。

逆に、貴方が自分のことを「背が高い自分が嫌い」と思っていても、そんな貴方のことを「素敵だね」と言ってくれる人が現れたことで、嫌いだと思っていたところを好きになるかもしれません。

ある時は好きなものが嫌いになり、またある時は嫌いなものが好きになる。
これら二つの事象は、全て自分の心の中で起きていることです。
自分にとって好ましい条件は自己価値を高めるものとして認識し、好ましくない条件は自己価値を下げるものと認識しているに過ぎないのです。





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