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vol.9『旅の途中で想うこと』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.9 2018年10月25日Full Moon

10月25日に配信された、第9号満月号は『旅の途中で想うこと』』
以下のラインナップです!

「僕が旅に出る理由」

「小説を書けない謎」

「2017年12月26日に書いた文章」

「そして、旅先で書いてみた」

ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。

■Cm■「僕が旅に出る理由」 inspired by【「好きなことだけやって生きていく」という提案】

おはようございます!バラエティプロデューサーの角田陽一郎です。
配信日の10月25日は牡牛座の満月です。
今、僕は旅に出ています。
実は執筆旅行です。
旅は比較的好きなので、いろんなところに行きますが、今回のこの執筆という目的での旅は実は人生で初めてなのです。
今回のメルマガは、そんな僕が旅の途中で想ったことを書きたいと思います。

そもそも、旅の目的は執筆だと書きましたが、正確に言えば、今回の旅は、旅が目的ではない旅なのです。
今までの旅は、その旅の場所で、
観光したり、特産品を食べたり、お土産を買ったり、それこそ仕事で行けば、撮影したり、取材したり、ロケハンしたりと、それこそ旅自体に目的があります。

でも、今回の旅は違います。旅は目的ではありません。
目的は、執筆すること。
ならば、家でも仕事場でも、東京にいて執筆すればいいのですが、ぶっちゃけ進まない、なかなか書ききれない。
なので、作家がよくやると言われる、いわゆる缶詰状態に自分を落とし込んでみようと決意したのでした。
それも旅が目的じゃないから、要は日常を離れればいい。
そこで自分がいったことのない街に泊まることにしました。
仕事柄、僕は日本全国けっこういろんなところに行ってます。
さてどこにしようか?
執筆なんで、デスクはPC作業がしやすい宿がいい。
よく文豪が篭った宿というのが温泉街にありますが、だいたいが和室です。
それだと、僕はPCが長い時間使えない。ちゃんと椅子で座ってPCが打てるデスクが部屋には欲しい。
なので、味もそっけもない、でもデスクがちゃんとしてる全国チェーン系のビジネスホテルをあえて選びました。
それって、そこそこの大きな街のビジネスホテルです。小さい街だと、そんなに快適なビジネスホテルは少ないからです(これは僕の仕事柄の経験上知っていること)。
こうして、5日前に東京を出発しました。
それも自分の車で。
荷物をそんなに気にせず、いると思った服も書物も電化製品も、それこそバンバン詰め込んで、自分の車で西に向かったのでした。

おいおい、そんなに日常をつれて旅にでたのであれば、
それはもう旅とは違うのではないか?
なのになぜ君は、そんなことまでしてわざわざ旅に出てるのだ?

・・・それは、多分かなりぶっちゃけて言えば、お金を使うためです。
つまり、そんなに長く旅に出れば、宿泊費や移動費で結構出費が嵩みます。

え? 角田は金持ちかって?
いえいえ、全然お金はありません(笑)。
安定した会社のサラリーマンを辞めたので、この先々の収入もおぼつかない不安定なフリーの人間です。
だからこそ、今回の旅にこそ、お金を使う必要が僕にはあったのです。
なぜなら、そこまで自分を追い込んで旅に出た理由とは、すなわちそこまで自分を追い込んでまで書きたいモノがあるからなのでした。
そんなにお金を使ってまでわざわざ旅に出たんだから、もう後戻りはできないだろう。
そう自分を追い込むための最後の旅だったのです。

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