AD43「サルでもやれるバラエティプロデュース教室」
[水道橋博士のメルマ旬報 vol.216 2020年1月発行「テレビの果てはこの目の前に」より]
角田陽一郎の十冊目の新刊、
『読書をプロデュース 読み方を変えれば世界が変わる!』
秀和システムより1月31日発売です!
読書が好きな人、読書が苦手な人、読書なんて意味ないと思ってる人、読書したいけどできない人、ぜひ手にとってみてください!
全国の書店の皆様、現在10冊の本を出しております。新刊も続々と出ます!
トークイベントや講演、サイン会等、なんでもお呼びいただけたら自腹でもお伺いします!
ぜひぜひよろしくお願いします!!#全国の書店をまわりたい
「魂は身体に突き刺さったナイフだ。それは身体に、生という名の、絶えることのない痛みを強いる。それは身体を、生かしながら殺している。なぜといって、日々の生は、神から引き離されることのくり返しなのだ。もしも魂がなかったら、苦しむことはないだろう。」オルガトカルチュク『昼の家、夜の家』
「人はみな、ふたつの家を持っている。ひとつは具体的な家、時間と空間のなかにしっかり固定された家。もうひとつは、果てしない家。住所もなければ、設計図に描かれる機会も永遠に巡ってこない家。そしてふたつの家に、わたしたちは同時に住んでいるのだと。」オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』
「屋根というのは宗教とおなじく、究極の覆い、もしくは冠であって、空間を閉じると同時に、その空間を、外の世界や、空や、高みや、世界の荘厳な無限から隔ててくれる。宗教のおかげで、人は淡々と日々を暮らし、あらゆる無限を引き受けずにすむ。」オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』
ポーランド作家オルガ・トカルチュクさんのノーベル賞の講義とても素晴らしかった。
でも今のところ日本語訳は見当たらない。
内向きなこの国では世界の大切な言葉が伝わらなくなってきてる、
それでよいのだろうかと彼女の言葉から考える。
Olga Tokarczuk – Nobel Lecture
https://www.nobelprize.org/prizes/literature/2018/tokarczuk/lecture/
・・・漢字、カタカナ、ひらがな、ローマ字の表記法がある日本語は実はかなり翻訳に向いてる言語らしい。
でも今やそんなに読まれない海外文学。
翻訳で多様な文化を柔軟に包括的に吸収してきたのが日本と日本人の一番の強みであって、それを忌避してる内向きな現状は文化の縮小だし自ら殆ど唯一の強みを捨てている。
人生の幸運って例えば『アクロイド殺し』を読む前に犯人を知ってしまった人と、知らずに読むことができた人にわかれると思う。
僕はありがたいことに後者。
学生の時のあの衝撃を今でも忘れない。
それ以来、読書も映画も旅行も何も前知識を入れないで出会う方が絶対楽しいと固く信じ続けています。
自分は元々いわゆる早口なのでむしろ思うのですが、最近元々早口でない人もどんどん早口になってる気がする。
時流がそうさせるのか。でも速度が速いだけでストーリーが無いというか、ただストリーミングしてるだけの早口が多くなってる気もする。
情報だけがとっかかりも無いまま流れていくような。
草彅剛さんのNHK『あさイチ』出演、いろいろすごいなー。
テレビじゃないからAbemaもプライムもYouTubeもバンバン紹介し放題。
これCXだったりテレ朝だったりTBSの番組だったら紹介しない(できない)わけで。
ホントに新しい地図を進んで行ってる。
古い地図の今までのしがらみの空虚さが透けて見える。
今朝のNHK『あさイチ』の草彅剛さんの話。
「仕事が僕をリセットしてくれる」って言葉、すごく大切なことだと思った。
時間があるとむしろ友達と遅くまで飲みに行ったりしてゆるくなる。
でも仕事があるから自動的に体調管理をしっかりする。
それがむしろ身体のリセットになってるというのだ。
自分も実践しよう。
アラン・ターニー『英語のしくみが見えてくる』読了。
1988年の本。
多分高3の時に買ったままの本。
本棚見てたらタイトルがふと目に留まり30年して手に取り読む。
色々勉強になった。
本は所有して背表紙を眺めることにこそ実は価値があるのだ。
「可能性があったことと、実際にあったことは、一つの結果を示す、その結果は常に存在する」
T・S・エリオット『四つの四重奏』
「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」
世阿弥『風姿花伝』
『お帰り 寅さん』公開初日に観に行く。
さくらは自分の母と同い年で、満男は自分と同い年。
山田洋次監督に憧れて東大を目指した。
50年、行く歳月の長さを実感する。
子供の頃お盆や正月は家族で観に行った寅さん。
どのシーンでも涙が溢れてしまう。
そして思いっきり笑った。
自分のことちょっとdisられてるんだけど、その言い方がセンスあるから、ついそのつぶやきをRTしてしまってるアーティストのTwitterがおもしろくて好きだ。
何を言うのにも伝えるのにもそもそも言い方とか伝え方ってのがあるのだ、正しいとか間違ってるとか以上に。
その仕事は自分の手柄とか、人は自分が果たした役割をつい過大評価してしまう。
例えばテレビのバラエティ番組なんてその成功の手柄のほとんどは演者さんであってスタッフは所詮その補完に過ぎない。
補完も勿論大事な役割だけど、自分こそが手柄だと言いがちなテレビマンを自分はそんなに信じてない。
正月の日テレ『箱根駅伝』での三谷幸喜さんのサッポロビールの大人エレベーターCM
「他人の作品は見ない、嫉妬するから。大人になるとだいたいわかるし」
この言葉、すごく響くな。
自分的には三谷さんと違う意味で、違うレベルで、他人の作品見てる場合じゃないなとか最近想ったりする。
自分のことを誰も助けてくれない、とか感じるときに同時にふと感じる。
それは自分が誰も助けてないからではないかと。
自分には誰も味方がいない、とか思う時も、それは自分が誰の味方でも無いからかとも思う。
それでいいようにも思うし、それじゃさびしいかなとも思う。
人はめんどうくさい生き物だ。
『スターウォーズep9』観る。
それ以来、ネットでスカイウォーカー家系図とか銀河系歴史年表だとかカノン(正史)だとかレジェンズ(伝説)だとか色々見まくってしまう。
学生時代とかかわいいとかかっこいい人気者がいて、そのかわいさとかっこよさは若さゆえなんだけど、当時の若い時分は気づかず、歳取って若くなくてもor若くない方がかわいかったりかっこよかったりするのに気づくと、その若さゆえのかわいさとかっこよさはむしろ未熟に見えてくるから不思議だ。
これ、中身とか人生とか、そんな大仰な話でもなく、ただの見た目の話なんだけど。
でも若い時分は、若さゆえの見た目のよさに走りがちで、そこじゃないのにな、貴方の魅力は!とか勿体ないなーってオーディションとかインタビューとかで思ったことがよくある。
今日の話。ある人の何かへの不平不満や文句やディスりを目にすると、そのけなし方でその人の人となりとか考え方とか性格とか経験とか作為無作為等のお里が知れる。
そうかその程度でしか判断できないのか?とか、そのポイントでキレるのか!とかとか。
そしてSNSでは実社会よりむしろそれが顕在化する。
わかる人はわかってるだろうからそれでいいし、わからない人はわからないから人に教えてって言えばいい。
たちが悪い人は「わかるわかる」って言うのに実はわかってない人。
自分はわかってると思ってるから人の話をそんなに聞こうともしないし、なので自分がわかってないことにもなかなか気づかない。
他人の気持ちは完璧にはわからない。
自分の気持ちは完璧には伝わらない。
だから何か事を起こすときは少なくとも他人の気持ちを想像しようと努めるしか無いし自分の気持ちを伝えようと必死になるしか無い。
それをやろうともしないで他人の文句を言っても、自分を認めろって訴えても、それは通じない。
東京・吉祥寺に「夏葉社」という小さな出版社がある。
編集経験ゼロで出版社を設立し、編集、営業、事務などをたった1人でしているのが著者だ。
自らの歩みを振り返りながら、「仕事とは何か」をつづった。
『古くてあたらしい仕事』 島田潤一郎さん:朝日新聞デジタル2020/1/11より
・・・色々考えさせられる記事だった。
自分も自分の本を、初版から数ヶ月が勝負のように出すのではなく、少なくてもいいから日々続けて読まれていくような本にしたい。
島田潤一郎さんの夏葉社と一緒に何か生み出してみたいな。
そして自分も1人でやっていくという働き方・生き方・行き方にとても関心がある。
今日は昼から夜までTBSから博報堂。一日中赤坂にいるのは、退社後初かも。
精神力は鍛えられるのだろうか?
ここまで耐えられるって幅は経験から生まれるのなのだろうか?
むしろ経験すると怖くなってできなくなることもある。
あらゆることの成否って結局精神力次第だと思う。
で精神力が鍛えられないとするなら結局ことの成否ってその人固有の精神力で既に決まってるのだろうか?
なんか偉い人とかが不祥事起こすと、入院とかして雲隠れする。また仮病か。。。とか思うけれども、実際病は気からだから、実際不祥事起こして、色々糾弾されると、人はその圧迫で本当に病むんだろうな、とは思う。
その人のやったことのいい悪いは置いといて。
至極疲れてるのに気持ちが昂って寝むれないってのが、翌日一番堪える。
これはどうしたものか。
カフェマメヒコにて井川啓央さんとトーク。
テーマは「生涯賃金」
日本の30年続くデフレスパイラルからどう抜け出せるのか?の考察。
期せずして僕と井川さんは同じようなことを考えていた。
祝!復活ムーンライダーズ。16歳で出会ってから何十年もの間彼らの音楽を楽しみ励まされ待たされ復活しを体験してきたファン人生。
僕の脳内の半分はムーンライダーズでできている。
ムーンライダーズ主催ライヴイベント3月19日開催!
『moonlight jamboree #001 冬のバラ』
初めて携帯電話買ったの多分1995年、そこから現在のスマホに至るまで四半世紀間ほとんどの日常で始終離さず持っている。
それ以前は鍵だろうが財布だろうがそれほど始終持っているモノは無かった。
これって、絶対人類の身体的・心理的側面でなんらかの変化を与えてるんじゃないだろうか?
今日はナレーションをお願いした某人気女優さんと初顔合わせと打ち合わせ。
素晴らしく魅力的な方だった。
現場に1人でやってきて、笑顔がめちゃめちゃ可愛いとかは勿論当たり前な上に、めちゃめちゃ知的な上に物腰も発想も柔らかくて素敵。
2020年令和2年の指針
An artist archives amusements.
アーティストはアミューズメントをアーカイブする。
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