見出し画像

第277段「テレビを動かす」

このコロナ禍で再確認されたのはテレビの旧来の作り方がもはや成立しないこと。
その分野には素人だけどちょっとおもしろいこと言える人の(辛口)コメントで成立させてるワイドショー。
何かあるとアオリコメントとアオリ音楽で人心をアオル演出。
何から何までフリップで(浅い)解説と過剰な言い切り等。

アオルこと、過剰、言い切り。。。これらのテレビ演出は平時だとまだギリギリ許容できたかもだけど、現実社会がコロナ禍で苦しんでるのに、それやられると本当に感情が逆撫でられる、不信感を増す、不安感も煽られる。
本当に本当に演出を、付ける音楽を、ナレーションを、初めから考え直した方がいい。

制作体制、プロデュース、演出、芸能事務所との関係、商流、本当に本当に(コロナ禍で)考え直す今はむしろチャンスでもある。
この前会議したら若いスタッフが「あの事務所は◯◯ですよねえ。」とかまだ言ってた。
もうそんな状況じゃないのだよ。
既存の慣習と決めつけと流れ作業は通用しないのだよ。

思考を止めるのではなく、今こそ思考を動かすのだ。
テレビもまだまだ動けるよ、動かそうと思えば。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?