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vol.10『恥ずかしい想いを書く』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.10 2018年11月8日New Moon

11月8日に配信された、第10号新月号は『恥ずかしい想いを書く』
以下のラインナップです!

「書けない時に書く文章」

「勢いにまかせて書いてみる」

「孤独の未来」

「孤独の独立」

■CM■「書けない時に書く文章」inspired by【「好きなことだけやって生きていく」いう提案】

今日は蠍座の新月。はじまりの日。
はじまってないことを、はじめよう。
はじめられないことも、はじめてみよう。
はじまりは、何回はじめたっていいのだ。

今、このメルマガを書き始めたけれど、正直文章を書くという心持ちではない。全くない。
なぜかって、いろいろ理由はあるけど、一番の理由は久々に風邪を引いたからだ。
風邪?そんな理由。たいしたことないじゃないか?
そう思われる方も多いだろう。
でも、風邪、辛いのだよ
せき、のど、鼻水、熱、だるさ、頭痛、風邪というのはほんとすごいな。
総合感冒とはよく言ったもので、あらゆる側面から感覚を冒してくる。

さらにいえば、年々歳を重ねるごとに、季節の変わり目に身体が追いついていけなくなる。
これが老化現象なんだって痛感する。そしてこの季節の変わり目に風邪を引く。
ものすごく体がだるくなる。
このだるさがほんと厄介だ。
すると、風邪は身体だけでなく思考もだるくさせる。
ぼーっとして何もかもやる気が起こらない。
自分のやる気が起こらないと何も起こらないから何も進まない。
困った。

そんな最悪のテンションで、文章を書くという作業がどれほど困難か、今骨身にしみている。
昔TBSに入社したての新入社員の、殺されるんじゃないかってくらい働かされたADの頃、もう死んじゃうと思って、職場から脱走して、数日間連絡を絶って実家に逃げた。
実家の近くの動物公園で一日中猿山をぼーっと見てたりした。
で、このままじゃまずいと思い、だからって突然失踪したのだから他のスタッフに会わせる顔が無い。このままどうすればと思っていた僕は、
「そうだ、会社を辞めよう。なので、今日「会社を辞めます」って言いに会社へ行こう。
「会社に戻るためならば僕は会社には行けない」
のだけれど、
「会社を辞めるためならば僕は会社に行ける」
とそう思い、まさに会社を辞めようと言いにその日は会社に行ったのだった。
今から24年前の話さ。
結局、上司のプロデューサーに「辞める」と言う前に、「何日休みたい?」と聞かれ、そのまま休ませてもらって、会社を辞めることはなくなり、というかその後馬車馬のように働き続けて、22年後に会社は辞めるわけなのだけれど、まあ、何が言いたいかと言うと、今は、そういう気持ちでこの文章を書いている。

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