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角田陽一郎の2019年マイベスト映画10

毎年末、その年の映画のマイベストを勝手に選んでます。令和元年、2019年のマイベストです。あっ、まだスターウォーズと寅さんは見てませんが!

僕が映画を選ぶポイントは、その映画にただ1つの何か素晴らしいポイントがあるか?ってこと。むしろ1つでも素晴らしいところがあれば、他に難があっても許してしまいます。いろいろな点で優れていて平均点が高い映画なんて、映画としてむしろ全然面白くない!むしろ欠点があるくらいの方が魅力的な映画だと思います!(人間だってそうだと思います)。まあ、参考程度にお楽しみください!

昨年までは、こちら!↓



第10位『ずぶぬれて犬ころ』

俳人・住宅顕信の伝記映画。大好きな『船、山にのぼる』坂口恭平『モバイルハウスのつくりかた』の本田孝義監督新作。色んな気持ちを携えてでも何かを生み出さなくてはいけないと心から誓える作品。

第9位『WE ARE LITTLE ZOMBIES』

斬新さと明快さとおもしろさ以上に実はむずかしい作品だと僕は感じた(もちろんいい意味で)。でもそんなむずかしい作品が時代を作る。ラストカットがとても好きだ。


第8位『海獣の子供』**

あるアニメプロデューサーに素晴らしいと薦められたので『海獣の子供』観た。素晴らしかった。宇宙に海を感じる理由。クジラの神々しさ。星の起源。生命の深淵。


第7位『The Last Suit』:家へ帰ろう**

とてもいい映画。アルゼンチンからスペイン、フランス、ポーランドへ。監督は祖父の話に着想を得たという。その真摯な想いが抑制の中で伝わってくる、感情が揺さぶられる映画。


第6位『ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD』

楽しかったな。なんか事件なんか起こらなくてもいいからこの映画を作る世界をいつまでも観てたいと思った。


第5位『Sink or Swim』

フランス映画『Sink or Swim』最高だった!人生うまくいかないオジさんたちがシンクロやる話。まさに自分の年齢にどんぴしゃな人たちだから、どの人の悩みもやるせなさも共感しまくり。


第4位『ROCKETMAN』**

名曲のシーンごとにドキドキする!エンディングは普通に終わるだけだけど、それはエルトンジョンがまだ現役だからなわけで、むしろそれでいい!!


第3位『I feel Pretty』アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング

最高だった!こんなに笑えて感動もさせられるなんて。細部の脚本がめちゃめちゃ練られてる僕的には大好きなジャンル(些細な日常で悪人が出てこなくてどのシーンも無駄がなくて笑ってたら泣かされる)完璧な映画。些細な恋愛コメディだと思ったらガツンとやられた大傑作。


第2位『Mary Poppins Returns』

真っ当なディズニー映画で真っ当な続編で真っ当な新作で真っ当なミュージカルで真っ当な生きる勇気をもらえる映画!僕はそんな真っ当さが大好きです!


第1位『JOKER』

この映画はまごうことなきファンタジー(空想で妄想)だ。そんな完璧なファンタジーこそリアルに感じてしまう現実世界で僕たちはどうするのか?笑うしかないのか?嘲笑するのか?自嘲するのか?笑わすのか?笑われるのか?


こんなふうに人生のきっかけをくれるのが映画の素晴らしさなのだ。
来年もいっぱい観てみようと思う。きっと楽しいこと以上につらいこともいっぱいあるだろうから、そんな時は映画を観ようと思う。
読んでいただきありがとうございました。


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