vol.44 『コロナの世界』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.44 2020年3月24日New Moon
『コロナの世界』

ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。


■CM■「テレワークはアリか、フリか」inspired by【出世のススメ】

今日はおひつじ座の新月。はじまりの日。
はじまってないことを、はじめよう。
はじめられないことも、はじめてみよう。
はじまりは、何回はじめたっていいのだ。

という感じの冒頭の書き出しで毎回新月号は書いてますが、正直そんな気分じゃない方がほとんどでしょう。僕もそうです。コロナウイルス・・・世界はどうなってしまうのですかね。
このメルマガではいつも世界はますます不確かで、それは今までもそうだけどこれからももっと不確かになっていくのだから、そんな世界で生きていくために僕らは腹をくくるしかないと書いてきました。
まあ、正確に言えば、その言葉は僕自身に向けた言葉なわけですが、そんな不確かさは2020年を迎えて、このコロナウイルスで全世界に伝播して拡散しました。つまりほとんどの人が、それは専門家や国家のリーダーたちでさえ、もはや正確な対処の仕方なんてわからないということなんだと思うのです。
いろんなことがいろんな人に言われます。あーすべきだ、これはやっちゃダメだ、他国を見てみろ、我が国は・・・そんな様々な人たちの様々な声が、むなしく聞こえてきてしまいます。だって何を聞いてもそんなに、本当のことじゃない気が(僕は)してしまうのです。
政府の陰謀だとか、心理戦だとか、利害関係なんかじゃなく、もっと根本的に、よくわからない漠然とした不確かさ、未来への呆然としてしまうような不安さ、それがコロナウイルスとともにどんどん伝染していってるんだと思うのです。

そんなこんなで、トークイベントが何個も潰れた僕は、3月上旬には(大学が春休みなので)実は海外でも旅行しようとも思ってたのですが、それも全部吹っ飛びました。それ以外の仕事は、まあ普通に(今のところ)こなしておりますが、それだって経済の打撃がジャブのように効いてくるとそれこそ、今後どうなるかはわかりません。
3年前に会社辞めてフリー4年目の身の上ですから、そんな個人的な生活の状況は厳しくなるだろうなーとか思いつつ、実はいろんな会社自体が、それもあらゆる業種で厳しくなるやもしれないわけですから、それはもうどんな状況にいても、どんな人にとっても、多かれ少なかれ“同じ穴のムジナ”、いや“同じ穴のコロナ”なんだとも思うわけです。
例えば、テレワークが進められてますが、それ自体は新しい働き方としてめちゃめちゃアリだとは思いますが、実際会社行かないで、自宅のPCの前で仕事のメールを待っていると、1日に2通しか来なかったと、焦っている会社員の友人がおりました。
つまりテレワークになることで、今までその場所にいるだけでなんとか仕事になっていたような行為、もっとどぎつく言えば社内にいるだけで、PCの前でまるで仕事をしているふりをしているようにみえていた仕事は、テレワークになったことでそんなフリはいらなくなったのです。
というかフリをしたくてもできないのがテレワークなのです。
会社というのは、会社にいること自体が仕事だった、ということで多くの人は成り立っていたのかもしれません。
いや、そんなことはない!と反論される方も多いでしょう。
でも少なくとも僕は会社を辞めてみて、実感として思います。

ここから先は

2,625字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?