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世界はすべてバラエティになる

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cakesで連載の「世界はすべてバラエティになる」12回よりこちらでやっています。基本無料、ときどき有料です。 「どんどん世界は多様化(Variety)する」という意味と願望と…
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2024年1月の記事一覧

第417段「夕焼けと朝焼けの美しさは似ている」

第417段「夕焼けと朝焼けの美しさは似ている」

先日の狼月の日に泊まった宿は、海が東向きで翌朝に見た朝焼けがことの他美しかった。
自分のアトリエがある町は、海が西向きでいつも散歩する際の夕焼けがことの他美しい。

でも夕焼けと朝焼け、その美しさはとても似ている。
つまり終わりと始まりの光景は似ているんだ。

というか、この自分の存在する、今この瞬間を終わりと捉えるか?始まりと捉えるか?は自分自身の見え方なだけなのかもしれない。
その世界をどう捉

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第416段「今年学びたいこと、それは教えること」

第416段「今年学びたいこと、それは教えること」

バラエティプロデューサーの私、角田陽一郎が2024年に「学びたいこと」、それは「教えること」です。
学びたいことが教えることだというのはちょっと矛盾している気がしますが、順を追って説明します。

1994年にTBSテレビに入社して主にバラエティ番組のディレクター/プロデューサーとして『さんまのスーパーからくりTV』『中居正広の金曜日のスマたちへ』など数々のバラエティ番組を制作する傍ら、2009年に

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第415段「汁有りでも、汁無しでも」

第415段「汁有りでも、汁無しでも」

いつからか思考がぼんやりしてる。
いつからか嗜好がかわりつつある。
いつからか志向がなくなっている。

ほんの数年前までは歳食っても10代の頃と変わらんなー、人間なんて幾つになっても同じなんだなー、とか思ってたんだけど、いやいや、このところだいぶ変わった気がする、いい意味でも悪い意味でも。
なんていうか、もうなんでもいいんだよね。いいも悪いも無いというか。
達観したともいうし、利己的になったとも言

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第414段「調子に乗ろう」

第414段「調子に乗ろう」

自分は幼少の頃からものすごく自己肯定感が低い(他人の自己肯定感がどれくらいなのかは他人の事なので、あくまで自分比だけど)。
自分なんて塵芥だと思ってるし、やってることも作ってるものもその存在も中途半端だと忸怩たる想いがいつも溢れている(ただ、この自己肯定感が低いことも悪いことじゃなくて、だから何事にもバラエティに真摯に頑張れてるってモチベーションになってるところもある)。
ただね、この自己肯定感の

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