Book Review リーダーになる人に知っておいてほしいこと
多くの人に読まれてきたであろう
松下幸之助氏の金言をまとめた自己啓発本の定番
過去に読んだことはありましたが、会社で推奨されていたため再読しました
誠実、素直、謙虚、熱意、努力、礼儀
..小手先のテクニック論ではなく、基礎となるような道徳をおさらいできる一冊です
どう生きるかを普段から意識する人には目新しい内容はないかもしれません
松下政経塾からは総理や経営者など多くのリーダーが輩出されたけれどこの薫陶を忘れずに体現し続けられている人はどれだけいるのか
分かっていてもつい怠けてしまったり、保身に走ってしまったりするのでしょう。リーダーといえど人間。弱ってしまうこともある
そういう時にふと振り返ると静かに励ましてもらえる一冊かもしれません
とはいえ、こういった言葉は自分に向けるものであってむやみに人に向けてはいけないと思っています
啓発的な言葉を引用して人を殴るようになってしまった結果が今のパワハラやブラック企業なのではないでしょうか
松下幸之助氏が厳しく叱りつけた事業部長の奥さんに対し、秘書課長を通じて伝えたと言われる言葉が印象的です
今日は仕事のことで、大変厳しく旦那さんのことを叱ったので、かなり落ち込んでいると思います。
よって、仮にも自殺なんかしないように、今日は旦那さんのことをみてやって頂けませんか?
これは「アメと鞭」ということではなくて
鞭に打たれる痛みを感じることが出来る人でないとできないことでしょう
道理として正しいことで叱ったとしても無闇に人を傷つけてはいけない
尖った意見がもてはやされたり暴言が何かと話題な昨今
手にとってみてはいかがですか
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